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ホテルの集客 Googleマイビジネスのレビュー返信率30%以上で集客に差が出る

朝起きて、ワクワクする社会を作るをテーマに会社を営んでいる吉田豊です。

コロナ禍で、ホテルの集客アイディアに迷っている方へ向けての記事です。前回の続きからですが、Googleマイビジネス(GMB)による集客効果がどれほどあるのかを説明していきます。

前提として、集客には2つ大事なことがあると思います。
①流入経路を増やす(OTA、自社サイト、GMBなど)。
②その流入経路からの人数を増やすことです。

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Googleマイビジネスの対策をしっかり行うことで、2つ目の流入経路からの人数を増やすことができます。(電話、経路検索、公式HPへのアクセスの上昇が見込めます)

1.Googleマイビジネス(GMB)とは?

Googleマイビジネスとは、Googleの地図検索を行った際に表示される実店舗を持ったお店向けのサービスです。ホテルを検索した際には、料金が表示される設定になっています。初めて訪れる土地やピンポイントでこの周辺に宿泊したいというときに、とても便利ですよね。私もよく使用しています。

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2.Googleマイビジネスの影響力とは?

具体的にGoogleマイビジネスが、どの程度顧客の集約に影響力を及ぼすのかを見て行きます。ここでは、有名なuberallのレポートを基にしていきます。
企業規模をSMB(中小企業)、大企業(ENT)、グローバル企業(GLO)に分けて、ポイントを説明します。ホテルの規模によって異なりますが、SMBを中心にチェックするといいと思います。

調査方法:4か国で64,000のGoogleマイビジネスを解析。
内容:コンバージョン(電話、経路検索、WEBサイトのクリック)とレビューの平均値や総数がどう影響するのかを調査。

重要な点を3つに分けて紹介します。


ポイント① レビューへの返信が与える影響
・レビューの32%に対して返信することで、10%しか返信をしていない企業よりも、コンバージョンが80%上がりました。(p.11)
引用:uberall

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画像引用:uberall

ポイント② レビューの平均値が与える影響
・レビューの平均値が高いほど、顧客のコンバージョンも高くなる傾向にあった。(p.15)
・中小企業のレビューの平均値は4.4を境に、顧客のコンバージョンに影響をほとんど与えない。(p.16)
・評価が3.7の時に、顧客のコンバージョン率の伸びが最も高くなった。(p.17、前年度と比較した際に)
引用:uberall

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画像引用:uberall

ホテルにおいては、注意しないといけない点があります。人気やおすすめを含む単語で検索すると、自動的に平均レビュー(星の数)4.0未満は、非表示にされる点です。
例:「ホテル 地域名 おすすめ」、「ホテル 地域名 人気」

これは、地図検索でも、Googleトラベル(ホテル検索)でも同様です。

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地図検索の表示例

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Googleトラベル(ホテル検索)の表示例


ポイント③ 業種別の平均レビュー数
・「トラベル、ツーリズム&レジャー」において、レビューの平均数が104件だった。
引用:uberall

3.実例

昨年から今まで、数十件のホテルにて、Googleマイビジネスの対策を行いました。このコロナ禍においても、ほとんどのホテルでコンバージョンの上昇がみられました。緊急事態宣言中であっても、前月比で上昇がみられたので有効な施策だと思います。

4.まとめ

Googleマイビジネスで集客の促進をしていく際には、下の3つを意識していきましょう。

①レビューの返信率30%以上を目指す。
②おすすめや人気で検索された際にも表示されるように、レビューの平均値を4.0以上目指す。
③同業者の平均104件より上を目指す。
 ※一度、近くのホテルを調べて、どの程度レビューが書き込まれているのか、その平均点を見てみるといいと思います。

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