今こそ向き合う「ホテルの口コミ対策」

朝起きて、ワクワクする社会を作るをテーマに会社を営んでいる吉田豊です。いま出来ることはなんだろう？と模索していた日々。その中で発見したことや取り組んだことを共有していきます。

今回は、ホテルさんを含めた宿泊業や店舗ビジネスを展開している人へ向けた記事になります。口コミ対策とひとくちに言っても、どのサイトで何をしたらいいか迷うと思います。この記事を読むことで、口コミ対策の優先するべき点が見えてくると思うので、是非トライしてみて下さい。継続した施策こそが集客を成功させて、リピーターを獲得していくことに繋がります。

1.口コミの影響

口コミの影響力について、三菱UFJリサーチ＆コンサルティングが行った調査から見て行きます。

ポイント
・「SNSの投稿・写真」は若い人ほど重視しており、口コミやレビューをとても参考にしている割合が多い。

・利用したことがない商品やサービスを購入するときは、8割以上がインターネットの口コミやレビューを確認する。

・商品やサービスの口コミやレビューがよくなかった場合に、取りやめようとする人が3/4程度いる。

出典：口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理

（ポイントを上にまとめていますが、口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理は、一読をおすすめです）

口コミが悪かった場合に購入を取りやめるという経験は、誰にでもあるのかなと思います。

画像引用：口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理

旅行関係のサービスでは、約16%が口コミやレビューを確認しているようです。

画像引用：口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理

口コミ次第でホテルの集客に影響があることは、認識できたかなと思います。それはわかったけど、各種OTA（じゃらん、楽天トラベルなど）、SNS、レビューサイトなど、沢山ありすぎて、全部に対応するのは難しいというのが正直な気持ちだと思います。

ここで重要なのは「たくさんの口コミが集まっていて、旅行の時に参考にされるサイト」に対して、優先的に対策をしていくことです。

2.世界中の口コミが集まるGoogle

旅行の口コミが集まる一番の場所は、Googleです。日本において、若干前後するかもしれませんが、概ね変わらないかなと思います。私が知っているホテルでは、その口コミ数に「じゃらん」と「Google」で１２倍の差がありました。皆さんも、営んでいるホテルの口コミ数を比較してみると、わかりやしかもしれません。

画像引用：The 2019 Revinate Hotel Reputation Benchmark Report is Here!

まずは、Googleで対策をしていくことが重要です。Googleで出来る対策は主に３つです。

ⅰ.口コミを集める

ⅱ.レビューに返信する・レビューの内容を改善する

ⅲ.Googleマップの対策（ローカルSEO、MEO）

今回は「口コミを集める」を中心に説明していきます。

3.口コミを集める2つの方法

口コミの集め方はシンプルに分けて2つの方法があります。一つ目は、「ホテルに口コミのアンケートを設置」、2つ目は「顧客にアンケートを依頼する方法」があります。

①ホテルに口コミのアンケートを設置
スマホで読み取りやすいように、アンケートはQRコードで設置するのがおすすめです。下記の手順で行うと簡単なアクセス解析もできます。

①Googleマイビジネスにログインして、ホームをクリックします。
Googleマイビジネス

②つぎに、右のパネルに下の画像が表示されていると思うので、プロフィールを共有をクリックします。

③ポップアップが表示されると思うので、リンクのURLをコピーする。

次は、QRコードの設定をします。下記の2つのサイトがおすすめですので、どちらかを選んでQRコードの発行をします。

QRのススメ：https://qr.quel.jp/
特徴：簡単に作れます。アクセス解析もできますが、30日間しか保存されません。

クルクルManager：https://m.qrqrq.com/
特徴：会員登録すると、下の様なアクセス解析ができます。

④QRコードを作成後は、そのQRコードをホテルに設置して、お客様に口コミの投稿を依頼します。例えば、下に記載する場所に設置すると効果的に行えます。
・フロントに設置
・各部屋にQRコードの設置
・お客様に渡すホテルカード、パンフレットなどに記載

②顧客に依頼する方法

1番簡単な方法としては、顧客に送付する「宿泊のお礼」メールにURLとQRコードを掲載することです。QRコードの発行方法は、上と同じ手順で出来ると思います。

次回は、Googleの口コミ対策（MEOやローカルSEO）について、もう少し深く触れていきたいと思います。