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mapの語源 由来の話 私は地図の読めない女

車の運転をしない、と言うことも理由の一つかもしれません。とにかく、方向音痴で海外に旅すると本当に困ります。滞在中、2.3日もすると自分がそれまで随分と遠回りをしていたことに気が付いた・・・皆さんもそんな経験ありますか?

夫も地図に関しては少々怪しいところがあります。そんな二人が50年前、ローマの町を1日ただただ歩いて観光しました。今、思えばよくもまあ…です。いい思い出ですが。ローマも今ほどリッチには見えませんでしたよ。ただし、いまだに忘れられない驚いたことがありました。大通りのショーウインドーに、あの頃ですよ、T-バックの下着が堂々と飾ってあったこと。色は黄色でした。

『地図の読めない女』とかと言う本がかなり前人気を博したことがあった事を思い出しました。我が家にはその英語版があります。

さて、今日は地図のお話です。

mapは地図と言う意味ですが、様々な地図をまとめて言うもので、狭い範囲の市街地や市などを記したものを plan、広く大きなものは atlas、海図などは chartと呼び方も様々です。

語源はラテン語のmappa mundiからきていて、mappaはテーブルクロス、mundiは世界を意味します。広大な地球の姿を限られた大きさの布片に描いたものと言うことに由来しているそうです。テーブルクロスのように机の上に広げて世界の様子を描いた絵図と言うことからそう呼ばれるようになったというわけ。

地図を眺めるのは楽しいですよね。眺めているだけで旅行に出かけた気になります。随分前、友人の一人で地図の上に線を引っ張り、旅のプランを練っている人がいました。今でも覚えています。彼女の20歳ころの壮大な計画、夢でした。パキスタンのカラチに3日滞在、インドのニューデリーには4日、とか書き込みまでしてありました。私たちがまだ若かった頃のお話、古き良き時代です。その線がいっぱい書き込んである地図を見せてもらって半年もしないうちに彼女は嫁入りしてしまったと記憶しています。今では、そんな地図を見せてくれた思い出なんか彼女には消えてなくなったかも・・・現実的なお寺の奥さんやってます。

「古き良き時代」は、英語ではgood old days。英語の表現では goodと oldが逆になります。

あれから、私も学んでしまいました。世界はそんなに優しい国ではないところだと。夫は日本留学を終えてノルウェーに帰国する時、ネパールも、インドもパキスタンにも寄りましたが、夫も危機感がない人・・・よくもそんなところへ旅したと思います。

ところで、最近ではどこか初めてのところへ行くときには、道の曲がり角とかでは目印になるものを確認し現代の文明の利器を駆使しています。つまり、目印をカメラに収めています。

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