見出し画像

言葉は変化する

英語はもともと英国でしゃべられていた言葉。
新大陸アメリカには多くのイギリス人が移住して行ったので、必然的にそこでは英語が喋られるようになったということ。しかし、どうしてイギリス英語とアメリカ英語の綴りが同じでなくなってしまったのでしょうか?

植民地であった当時のアメリカでは英語をちゃんと書けない人、綴れない人が多かったため、アメリカのある学者が誰でも理解しやすいように簡素化したのです。アの『草競馬』とかで有名なフォスターもかなりいい加減な綴りを書いていたそうです。

ただ、アメリカが英国の植民地であった時から数世紀がたった今、その当時にはなかった新しいものに対する言葉は同じ言葉ではないようです。アフリカ系アメリカ人の文化が入りかなり彼らの影響もあるようですし。


日本人はどうも長い言葉を短くしてしまうのが好きみたいです。air conditionerは air conにしてしまったり。

もう10年くらい前になるでしょうか。イギリス人の友人からの手紙の中にair conのことが書いてありました。 air conditionerではなく air conと綴ってあったのです。ついに日本語英語 Japanese-Englishがちゃんとした英語として通じるようになったか、と嬉しく思いました。そして、隣町に住んでいるイギリス人の友人にその話をしたのです。

その人曰く「そのair conと書いた人は日本に来たことがあるだろう」でした。実際、となり町に住むイギリス人はもう来日して40年ほどになる人です。イギリスで現在しゃべられている英語からははなれてしまっていて彼自体が「今浦島状態」だと私は思いました。

私が英語の学習を始めた時には、Have you a cat?と言う風に習ったのに、今では Do you have a cat? と言うアメリカ英語を中学では教えているし、伊ギルス英語のほうもHave you got a cat? のいうようになっています。

夫の友人で上述の友人より長くイギリスから離れているイギリス人は自分が若い時には、実際、Have you~?としゃべっていた、と話しています。久しぶりにイギリスに帰るとしゃべり方が変化していて驚くとも。

今、中学でまず習うNice to meet you.「初めまして」も私が中学生だった頃にはHow do you do?でした。

このHow do you do?「初めまして」は改まった席で使用するとか記述してある本もありますが、「死後になった」ととまで書かれている本もあります。

本当に言葉って日々変化しているんですね。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?