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スモークサーモンの握りずし さばはノルウェー産に限る

日本でポピュラーなスモークサーモンの握りずしは、私が二十代のころにはなかったのではないでしょうか。ノルウェーの政府がサモンを売りたい、と大いなるビジネス願望を持ち、日本に熱心に働きかけ大成功した結果、スモークサーモンの握りずしは生まれたそうです。スモークサーモンはサンドイッチにしたりサラダにしたり、重宝しますよね。

この写真の説明にも「どのようにノルウェーが日本を説得したか…」などという但し書きが載っていました。それにしても、この握りずし、実においしそうですね!

以前は鮭と言えば塩じゃけ、しかもお正月前には絶対一尾買うか、いただくかしていた物なのに、世の中様変わりしましたね。おかしいのはそういう形態の鮭は鮭で、ノルウェーから輸入されたものはサーモンだなんて。鮭は今じゃあ、日本産だけではないようですが。

ノルウェーからサバも多く輸入されているようです。夫はサバが大好きです。アジを嫌がるので青身の魚が嫌いなのかと思えば、そうではなくて小さな骨があるのが嫌、ということのようです。さんまは大好きなんですよ。

ここ下関も魚では有名な街なのです。そして「下関市民の憂いはほかの地方に旅しても下関ほどおいしい魚を口にはできない」と市民皆が断言します。

しかし、夫に言わせば、サバは別物なのです。サバはノルウェー産に限る、といっております。まさか、ノルウェー経済に貢献したい?・・・だけではないようです。

ノルウェーに塩サバは売られていないんですよ。がっかりでした。

サバですが、北海の小魚を食べつくすので、どんどん捕獲して食べていいのだ、と夫は言っています。サバの縞柄をじっと見ていると、どう猛なトラの縞柄を思い出し、そうだよね、と思ってしまうのですが。おまけに、北のほうに住む動物は、同種でも南のほうにいるものより大きく育つとか。

日本にないのではと思えるものは、サバやウナギの燻製です。どちらもパンの上にのせてオープンサンドとして食べるのだけど、なんかぱさぱさしていて日本人の味覚に合わないような気がします。私も伝統的な味に慣れているだけでしょうか。

ノルウェーにおいて、レストランでサバ料理を食べてみましたが、キャベツのサワークラウトとジャガイモ添えでした。お皿の上でサバよりジャガイモの占める位置が大でしたよ。

ノルウェーのサバは日本だけでなく、世界中で人気があるようです。トルコのイスタンブールでもサバのサンドイッチが随分食べられていました。世界的に有名な料理になっているようですが、使用されているサバはノルウェー産だと聞いています。この件に関しては、先日サバサンドの記事で書きましたね。

ノルウェーは漁業の国ですが、うまくやっているなあと思います。日本に対しても貿易は黒字だそうですから。


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