見出し画像

目覚まし時計にお世話になっていますか? 

スマートフォンを肌身離さず持っている友人がいます、目覚まし代わりにもそれを使っています。

18世紀のイギリスでは目覚まし時計はなかった・・・それでも早く起きなければならなかった人はいたわけで、どのようにしていたと思います?

世は産業革命の時代、多くの仕事が機械に奪われていく、そんな時代の職業の一つが「ノッカー・アップ」でした。

産業革命下のイギリス、人々は農村部から都市へと集まり、工場で働くライフスタイルが広まっていく中で、発生する問題が今も私たちを悩ます「遅刻」です。工場で働く労働者は始業時間までに工場に到着するために、朝の決まった時間までには起きなければなりません。しかし、このころはまだ目覚まし時計という文明の利器は庶民にはいきわたっていませんでした。


古小古呂派時代の最先端の職業だった?彼、時計を携えていますよね。

そこで登場したのが「ノッカー・アップnocker-up」という職業です。
杖野望でドアをノックしたり、木や竹でできた長いスティックで窓をノックして人々の目を覚まさせるのです。石を投げるという危ない方法もありました。

この女性も同じ職業ですが、豆鉄砲でしょうか。

51年にロンドンで開かれた万国博覧会に機械式のめざましどけいが展示されて注目され、だんだん広まっていきまhした。日本では1899年に国産第一号の目覚まし時計が作られました。


さて、時計のことですが、機械式(1940年代後半からは電子的にも)で時間を計り表示する装置で、14世紀後半に出現した言葉であるclokke。

この言葉はもともと「鐘が付いた時計」と言う意味で、、中世オランダ語のclocke【オランダ語ではklok)「時計」から来ています。これは古ノルマンド語cloque(古フランス語 cloke、現代フランス語 cloche「鐘」から来ており、中世ラテン語の clocca「鐘」が由来であるとされています。この語はケルト語族に関連しており(例:古アイルランド語 clocc、ウエールズ語 cloch、マン島語 clagg「鐘」、おそらくアイルランドの宣教師によって広められたものです。最終的には物まねをする語源から来ています。

初期の金属製で四角形の手鐘が創るカラカラと言う音をまねたもので、のちの時代の円形で鋳造された鐘のなり響く音ではないとされています。
Wherever it actually arose, it was prob. echoic. imitating the rattling made by the early handbells of sheet-iron and quardrilateral shape, rather than the ringing of the cast circular bells of later date.

中世ラテン語で鐘を意味する clocca
16世紀に持ち運びのできるpocket clockが誕生しましたが、そのうち、そのような懐中時計には watchの語がつかわれるようになりました。
watchは見つめるという意味の動詞と同じ語で、語源は古英語の weace。
この語は現代のbe awake にあたり、起きている、目が覚めているという意味。

世界最初の時計は日時計で、BC2500頃のエジプトで、すでに棒を垂直に立てた日時計が作られていました。
日時計はshadow clock、または sundialと言います。

次いで登場したのがwater clock水時計や sand clock砂時計、 ろうそくに刻みを入れたcandle clockなどでした。

引退して、毎日が休日みたいなものですが、やはり人間には時間の観念が必要ですよね。引退したものの結局、曜日、時間に沿って生活しています。

時間は人によって違う?産業革命の時代までは、人々はきっちりした同じ時間を共有してはいなかったようです。そのころになって、記者が走るようになり、記者のために駅ができ、駅の正面には皆が分かるように大きな時計がかけられた・・・そして人々は同じ時間で生活するようになったのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?