最近は「二足の草鞋を履く」人が以前より多い?
一生懸命に一つのことだけに頑張って生きる人生もいいなあ、と思います。しかし、人生は一度きり、悔いがないように生きていけるのなら二足の草鞋を履いて頑張ってみるのもいいのかもしれません。
この二つの仕事を両立する時にはくわらじというのは、いかにも日本的でしょうか。
考えてみると、英語でも似たような言い回しがありました。わらじだと一足だとしても、右、左を逆に替えても同じ履物なのですが、英語の場合は全く違うものです。それは職業に関係していました。何だと思いますか?
Wear two hats.と言う表現を使います。
一人で二役する、同時に二つの仕事をこなす職に就くという意味なのです。
英語のhatには帽子の外に「役割、職業」という意味もあるのです。
これは昔のヨーロッパでは、階級や職業によって被る帽子の種類が決められていたことに由来するのだそうです。
中世の絵画をじっくり見てみると、絵に描かれている人物がどのような職業についていたか帽子などで瞬時にわかるのでしょう。「モナリザ」と呼ばれる絵画も(ルーブル美術館では「ジョコンダ夫人」と呼ばれていますが、日本人のために特別「モナリザ」はあちら、と矢印、サインがありました)彼女が着衣している衣服からどのくらいの階層の夫人か分かる、と言うことでした。
職業、仕事って面白いですね。ずっと同じ仕事をしている人たちは、彼らの職業が何か言われなくても、そのものずばりの衣服を着衣していなくても、雰囲気で分かってしまいます。見た目で分からなくても言葉使いで分かったりすることもあります。もちろん着衣している服装でなんとなくわかることもあります。そんな経験したことありますか?
馬子にも衣装てやはり本当でしょう?
そういうことには、わが夫はいいセンスをしています。よく当てます。。