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縁起を生かす



1.精神性と縁

 夫婦や親友、仲間のどちらかが大きく成長したり下落して差が開くと、縁が切れやすくなる。一方が尊敬や慈しみの思いをもち過ぎていても、過度な念が流れ込む。すると、相手の劣等感を吸収したり、重圧感に悩まされるようになる。
 人は徳や業、因縁、霊線上の系譜を含めた霊性が近い人と深くつながる。親友や家族、支援者など生涯で10人ほど、縁深い人と出会う。時期は大体決まっているが、どう関わるかは事細かに定まっていない。
 太く鮮やかな縁の人と結婚する人は1割以下で、太い縁1本と細い縁2~5本ほどある人が多い。互いの成長度や引き寄せる意志力により、交流する人は変わる。

2.良縁と悪縁

 私たちは良縁と悪縁をもっている。良縁は夫婦や親友、仲間、天職との出会いを通して、幸せをもたらす。悪縁は心の管理を怠らなければ、病気や経済苦、対人不順を通して、効率的に成長させてくれる。
 急成長する時は古い縁が切れて、あなたに見合った人や仕事、場所との縁が結ばれやすい。繕おうとしても切れる縁は多く、向上するほど今までの仕事や付き合う人たちと波長が合わなくなることがよくある。
 未練を残さずあるがままを受け入れると、自分のエネルギーに見合った太い縁と出会うよう導きがある。その場合、偶然を装った形で何気なく関わり始め、以後一生続く天職や親友、パートナーになる。

3.縁起を生かす

 チャンスは不意に人を通してもたらされやすい。人にほどよく気遣いをしていると相手からの気遣いに気づけ、縁が深まる。
 してきたことが返ってくるには、最低でも3年はかかることが多い。逆に今の現実は3年以上前の心のあり方の影響が大きい。
 つらい状況であっても笑顔で愚痴を言わず、人に喜ばれることをしていると、周りから感謝され必要とされる。そのうえ、自分が喜び、感謝する出来事も集まってくる。
 財運の場合、人それぞれ一生で入る額は概ね決まっている。その中で、一度に多くを得て散財しないよう、必要な分ずつ与えられている人が多い。
 仕事においては、成功し過ぎて徳が切れないよう、開運時期が定められやすい。結婚に関しては、拒んだり迷いや不安がない限り、縁ある人の中から自分の波長に近い人と結ばれるケースがよくみられる。
 物事は天の理、時、人が揃うと成就する。善因の種をまいておけば、良縁の花は咲くべきときに咲く。

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