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2020.2.1

アトランタオープンは3試合して優勝することができた。

警戒していた初戦は12-0で勝てた。立ち技が強い相手に場外ブレイクでスタンド再開を繰り返してしまったのは良くない。

2回戦目も柔道ベースで力強い選手だった。序盤に横に回り込まれてアドバンテージを先制されてしまったがすぐにスイープし返してリードされている時間は最小限に留めることができた。最終的には最近マルセロに相談していたクロックチョークでフィニッシュ。

ここまでの2試合でポジションを取りこぼすことが続き、ブラジルでのトーナメント同様にフェザー級のフィジカルの強さを体感した。

決勝はかつての練習仲間のアダム。ライアン・ホールのジムのスタッフとなるためにMGAを離れたのは2016年くらいだったと思う。

お互い茶帯のときによくスパーをしていて、ムンジアルは獲りそこねたものの、ヨーロピアンとパンで優勝していてボコボコにされた覚えしかない。

それでも試合前に弱気になることも気合いが入りすぎることもなかった。

ジアニと毎日削り合っていることが心の支えになっているのを感じたし、やるべきことをやり通すことがベストだと信じることができたからだと思っている。

彼とはどこかで当たる覚悟はしていたので事前に練った対策は概ね効果的だった。それでも何度かオモプラッタに入られかけて冷や汗をかいた。

最後はレフ判。左右にパスガードで攻める自分と、随所でサブミッションのアタックを入れてくるアダムを比較するような感じじゃないだろうか。

オモプラッタや三角のプレッシャーを掻い潜りながら隙を見つけて動いていたつもりだったので、受け手の印象がついて3人ともアダムの手を挙げると確信していたが、結果は真逆だった。

「負けたな。実力不足だな」と試合を止められた瞬間に考えていたので、嬉しいという感情はまったくなかった。

勝っても負けても経験を次に活かすだけ。

ただ、応援してくれる人たちがおめでとうと言ってくれる。それが何よりも違うところ。

課題を得て、しかも人に喜んでもらえて、これ以上良いことはない。

できれば毎回こうして試合に出続けていきたい。また明日からがんばっていこう。  

スーパーで買える食材がひとつ増えます。