【セキュリティ基礎#4】認証って何?あなたを守るための「本人確認」を徹底解説!
こんにちは!前回は「暗号化」について一緒に学びましたね。
データを安全に守るために暗号化がどんな働きをしているのか、私たちの身の回りでどんな場面で使われているのか、少しずつ理解が深まってきたと思います。まだ読んでいない方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
さて、今回のテーマは「認証」。これもセキュリティの中でとても大切な要素です。よく聞く「パスワード認証」とか「顔認証」って一体どんな仕組みで動いているの?
パスワードだけじゃなくて、最近は二段階認証とかもよく使われているけど、それってどうして必要なの?という疑問に答えていきます!
1. 認証ってそもそも何?
まず、認証とは何か、わかりやすくお話しします。認証とは、簡単に言えば「この人が本当に本人かどうか確認するための手続き」です。
日常でも、たとえば友達の家に遊びに行くとき、「本当に○○さんの知り合い?」ってドア越しに確認されることがありますよね。
それと同じで、デジタルの世界でも「このアカウントは本当にあなたのものですか?」って確認する必要があるんです。これが「認証」の役割です。
3つの要素で確認する!
認証には大きく分けて3つの要素があります。
知識要素:あなたが「知っているもの」── 例えば、パスワードやPINコード。
所有要素:あなたが「持っているもの」── スマホやカード、セキュリティトークンなど。
生体要素:あなた自身の「身体的な特徴」── たとえば指紋や顔、声の認証です。
これらを組み合わせることで、より強力なセキュリティが実現できます。「二段階認証」は、この複数の要素を使った方法ですね。
2. 認証がないとどうなるの?
「じゃあ、もし認証がなかったらどうなるの?」と思うかもしれません。簡単に言えば、誰でもあなたになりすますことができてしまいます。
たとえば、銀行の口座にアクセスするための認証がなかったら、誰でもあなたの口座に入って、お金を勝手に引き出せてしまうということなんです。これってとても怖いですよね。
実際、ネット上では悪意のある人たちが不正アクセスを狙っています。認証がしっかりしていないと、SNSのアカウントを乗っ取られたり、オンラインバンキングの情報が漏れたりと、いろいろなリスクがあります。
認証は、あなたのデジタルライフを守るための「鍵」の役割を果たしているんです。
ちょいたし情報
ダークウェブなどは足がつかないようなネットワークの仕組みをもっているから、違法取引に利用されるんですね!
ダークウェブに関してももう少し進んだらわかりやすく仕組みを解説しようと思います!
お楽しみに!!!!
3. ITの認証とそれ以外の認証の比較
ITの認証は、実は私たちの日常生活でもよく見られるものと似ています。たとえば、映画館に入るとき、チケットを見せますよね。それはあなたがその映画を観る権利があるかどうかを確認するためです。
同じように、ネットの世界でも、あなたがアカウントやデータにアクセスする権利があるかどうかを確認する必要があります。
日常生活の認証例:
パスポートやIDカード:旅行のときや年齢確認に使うこれらは、「所有要素」にあたります。つまり、あなたがそれを「持っていること」で本人確認ができるんですね。
暗証番号(ATMのPINコード):これは「知識要素」です。あなたがその番号を知っていることで本人確認が行われます。
ITの認証例:
パスワード:これは、日常生活の暗証番号と同じく、あなたが「知っているもの」によって認証が行われます。
スマホの二段階認証:これも「所有要素」。あなたが持っているスマホを使って、さらにもう一段階の確認が行われます。
指紋や顔認証:これが「生体要素」。あなた自身の身体的な特徴を使って、認証を行います。
どちらの世界でも、認証の仕組みは「本人であることを確認する」という点で同じなんです。映画のチケットがスマホになっただけ、と考えるとわかりやすいですね!
ちょいたし情報
皆さんはGoogleアカウントを持っていますか? 何か新しいソフトウェアでサインインするとき、Googleのアカウントで認証できるのめちゃくちゃ便利ですよね?
実はあれも二段階認証してるんです!
サインインとは
ユーザーが自分のアカウントにアクセスするために、IDやパスワードを入力してログインすることです。これにより、個人のデータやサービスが利用できるようになります。
4. 認証ってどのような仕組みで動いているの?
認証がどんな風に動いているのかを少し掘り下げてみましょう。ITでの認証の流れは、意外とシンプルです。
たとえば、あなたがSNSにログインする場合を考えてみてください。
パスワードを入力:まず、あなたが設定したパスワードを入力します。
システムが確認:次に、システムがそのパスワードと、あらかじめ登録されているパスワードを照合します。
一致すればログイン成功:パスワードが一致すれば、ログイン成功!もし違っていれば、アクセス拒否です。
これが基本的な認証の流れですが、最近ではこれだけでは不十分な場合があります。そこで登場するのが、二段階認証(2FA)。
これは、たとえば「パスワードに加えてスマホで受け取ったコードを入力する」など、もう一つのステップを追加するものです。
ちょっと例えてみると、家に入るためにドアの鍵を開けるだけでなく、さらに指紋認証も必要になるイメージです。これなら泥棒がドアを開けられても、家に入ることはできませんよね。
二段階認証は、そんなふうに二重の保護をかけているんです!
ちょいたし情報
パスワードの照合はデータが暗号化されてネットワークを介してパスワードが保存されているサーバで照合するのが基本です!
やはりIT全体を体系的に理解するには、サーバー・ネットワーク・セキュリティなどなど
全体を体系的に理解しないといけないんです、、、、
情報量多すぎ、、
ちなみにサーバーに保存されているパスワードもハッシュ化されて保存されています。
ハッシュ化に関しては以下の記事で少しですが説明しています!
冒頭で紹介した【セキュリティ#3】暗号化技術ってなに?データを守る秘密をわかりやすく解説!
まとめ:認証はあなたのデジタルライフを守る「盾」
今回紹介した認証の仕組みは、私たちが日常的に使っているパスワード、二段階認証、バイオメトリクスなどを通じて、あなたの大切なデータやアカウントを守っています。
まるで、家のドアに頑丈な鍵をかけるように、デジタルの世界でも自分をしっかり守ることが大切なんです。
次回予告
次回は、最近よく耳にする「二段階認証」について、さらに詳しく解説します。どんな仕組みで動いているのか、どうやって導入すればいいのか、そして二段階認証のメリットについて掘り下げていきますので、お楽しみに!