中距離ランナーの初マラソン
2023/02/19 北九州マラソンに出場してきました!
結果は👇
GEAR
そもそもなぜマラソンを走ろうと思ったのか
実はマラソンを走ることは高校時代に決めていました。
理由は簡単です。高校時代は完全にスピードタイプではなく長距離適性はあると思っていたからです。週1回の4’00/kmの20km距離走が一番得意でしたし、25kmまで伸ばしたりなんて日も。5000mのPBは17’24くらいだったと思います。普通じゃんと思われるかもしれませんが、マラソンがメインでもなく3’45/kmの8000mPRでも垂れるくらいです。この時からなんとなく長い距離のほうが得意だなーと感じていました。
2022シーズン前半はスピードに全振りし、大学の中でも本命レースである12月の島原駅伝にむけて8月下旬から少しずつスタミナを意識した練習に。4週間で396㎞と過去一距離を踏んだりLT系をやったものの上手くいかず。前半シーズン中はPRから逃げたせいで駅伝前になって5000mを走ると16’47と2秒PBでしたが、前半区間を任されながらも区間下位に沈みました。「何か変えなきゃ」という気持ちもあったので、マラソンにエントリーして不可抗力的にロングラン等でスタミナと向き合う時間を作ることにしました。
練習の中で気を付けたこと
マラソン練習をする中で定期的に意識し続けたことがあります。
それは、結果を求めないこと。今自分が結果を求めるべきは、1500mであり5000mです。そこを見失ってスタミナに振っちゃうと、前半シーズンにスピード重視しすぎた二の舞になる気がしました。スピード開発できる年代も限られてるし、完全にマラソンに移行するのは大学卒業後のつもりです。あくまでもマラソンは手段であることだけは頭においてました。
具体的にやったことは何か。スパイク流しと週1回の短距離とのスプリント練習です。ツイートを見てくださっている方はわかるかもしれませんが、毎週土曜の練習ではどんなにポイントで動きが悪くてもスプリントを入れるようにしてました。体にスピードを出す感覚を定期的に思い出させる目的です。実はしれっと200mのベストも。(大会に出たわけではないですが、24''71→24''60)
練習内容
バイトや大学との兼ね合いもあるので基本的には以下の流れ。
週間ボリュームは基本的に60㎞前後です
(ロングラン次第ではありますが。)
月 ジョグ or ワークアウト
火 ジョグ+流し
水 long run
木 短めジョグ +流し
金 off
土 ワークアウト +スプリント
日 off
シーズン中は水曜日にもワークアウトを入れてましたが、ロングランに置き換えました。マラソンのために行った具体的なメニューを紹介します。
(マラソン意識してないものや基本的なjogは省きます)
67日前 100min 21.2km 4'43/km (60min jog+40min moderate)
60日前 120min B-up 27'71km 4'20/km jog→M pace
54日前 12000+1000 46'36(3'52) 3'08
52日前 90min moderate 20.44km 4'24/km (w-up down 含)
45日前 210min jog 44.37km (full: 3h19m16s)
43日前 400×5 2set avg①74''1 ②71''8
37日前 1000×7+1000×2 avg 3'32 +3’13 2'59
35日前 12000+400 47'09(3'56) last 2000B-up:7'20 58"2
28日前 8000+1000 32'11 (4'01) +3'06
26日前 120min jog 23.38km 5'08/km
23日前 1000×6 fartlek jog ⇔T pace感覚
15日前 25km B-up 1h40m30s 15km→62'01 - 19'53 - 18'37
12日前 2000(3'30)×2+200×2~80min jog total 23.1km
11日前 2000×2+1200 pace3'30 +300×3 45”
~調整~
8日前 40min jog +uphill 100×2+120×2
6日前 60min jog 12.75km 4'42/km
5日前 1000(3’25)×3+8000(4'00)
4日前 Drill 15min jog +流し100×3
3日前 オフ
2日前 オフ
1日前 drill 7min jog
レース振り返り
※5km毎は公式結果、1㎞のラップはGARMINなのでズレがあると思います
0km~5km 20'20
4'35-3'58-3'51-3'51-3'57
正直、今日は無理だなーって思ってました。
アップはドリルとダイナミックストレッチのみにし、スタートまで寒い中で外待機が長かったことがよぎって余計に動かなくなったのに加えて4’00まで上がってないのにしんどさが強かったです。サブエガのペーサーに付く予定だったのに追いかけても追いつかない焦りもありました。
6km~10km 18'55
3'51-3'37-3'40-3'46-3'46
7㎞8㎞が下り。ここでやっとリズムが取れるように。
8㎞手前で3時間のペーサーに追いつきましたが、集団のリズムにはハマらず
ひとつ前の集団(サブエガ)にも追いついたのでとりあえず合わせる。
11㎞~15㎞ 19’24
3’56-3'47-3'51-3'47-3'51
やはり集団の後ろに隠れようとしても全体的にペースが速かったこともありリズムが取れずに集団前方に。変に集団に隠れてビルドアップが出来ないことを避けるため飛び出す。16㎞近くから攣る手前のようにふくらはぎが痙攣。ここからずっと攣りそうだったので給水毎に水をかけること、攣りそうになったら他の筋肉を意識することを徹底
16㎞~20km 19'40
3'51-3'49-3'57-3'57-3'53
大きな集団があったのでそこを目指す。
が、またしても追いかけてもつまらないのでメンタル的に消耗。
19㎞手前で話しかけてくださったランナーさんと一緒に押すことに。
21~25㎞ 19’15
3’48-3’45-3’49-3’54-3’50 half : 82'59
リズムをいただいてるだけでもありがたいのに風よけに!とも言ってくださり、おしゃべりラン。ものすごくゆとりをもって進む。この辺で45分台を意識し始めました。
26㎞~30㎞ 19’34
3’48-3'54-3'58-3'56-3'50
27㎞付近で再び一人に。すぐ復活し、さっきのランナーさんに追いつき風よけにさせていただく。まだそこまできつくない。
31㎞~35㎞ 20’07
3'45-3'55-3'54-4'09-3'59
折り返しと向かい風、雨の影響を受け刻みにくくなる。
34kmで一回崩れたが何とか立て直す。
36㎞~40㎞ 21’29
3’53-4'05-4'14-4'15-4'34
サブスリーペースで粘ろうとするも寒さで動かなくなりフォームも崩れる。止まりたいけど止まったら動かなくなることは目に見えていたので気力で走る。初めてハムが攣りそうになりました。
41㎞~ゴール 9’42
4’36-4'26-40”
サブエガペーサー集団に追いつかれ何とかゴールを目指す。。
初マラソンで気付いたこと
30kmの壁はない
よく言われていることではありますが。
レースマネジメントの問題だなと実感。30kまでは淡々と眠っている意識をもてば、たとえ突っ込んでいてもリズムさえ取れていれば30㎞から突然失速とはならないのかなと。
設定を決めないペース走の大切さ
こちらは「管理人ごせん」さんに教えていただいたものです。
ペース走が極端に苦手だったのですが、このペース走のおかげで消化率は格段に上がりました。やり方はシンプルで距離だけ決めてペースは決めないこと。自分のコンデションに合わせて、しっかり走り切れる出力感のペースを見つけていきます。ペースの感覚と距離の感覚をすり合わせるとともに、自分自身の感覚を磨くことにもつながった思います。
今回のマラソンで一人で押していくことを決断できたのは日頃のPRから「これ以上動かせば垂れるな」という感覚に敏感になれていたおかげなのは間違いありません。最後はしっかり垂れましたが、向かい風でラップが落ちることを想定した上での挑戦だったのでトータルで見るとしっかりまとまったのではないでしょうか。
(一度44㎞超えのjogをしていたのと地元でコースの距離感がイメージできていたのも一つの要因かなと)
最後に
マラソン素人の自分にアドバイスをくださった方ありがとうございました!
今回のマラソンでは、30㎞走やMペースに完全にフォーカスしたメニューといったような一般的な練習はほぼやってません。こんなパターンでもある程度の結果を残すことができるという一つの選択肢になれればいいなと思います。
中距離とは異種目ではありますが1500mや5000mにつながったかどうかは今後の自分次第ですし、マラソンだけで見ればうまいレースだったと思いますが主戦場に還元できなければ意味はありません。2023年度シーズンこそ1500m3分台、5000m15分台を目指し取り組んでいきます!
満足できる走りが出来なければこれにてシーズン終了ということにするつもりでしたが、19歳初戦は取り組みが一つ形になり掴めた感覚があるので勝手に2023シーズンインということにしたいと思います!!
誰か一人でも参考になれば幸いです。長々とありがとうございました!!
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