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お受験

コワモテに「何か書きましょう」と言われました。
丸の内にあるオシャンティーなレストランでランチしたときにコワモテから聞いた愚痴とかを書こうと思ったんですが、コワモテの名誉棄損にあたるそうなので公表は差し控えたいと思います。

就活に関係ないのですが、いまの小学校について。見出し無しで書いてますのでだらだらと読んでくださればと。最後に部署の様子がわかる記載をしましたが、ほんのすこしです。


息子はいわゆる「お受験」をしました。がっつりしました。
親目線から言うと、もうやりたくないです。それなら東大もう一回受けるほうが楽です。

まず、幼稚園受験なるものをしました。これはいろいろコネコネした甲斐もあって、1発クリア。

筆記試験と面接ありました。みんなで緊張。

ここからが地獄でした。

その幼稚園は小学校=受験するところ!で有名で、小学校は当然のように受験となる。。。
某有名人夫妻とも懇意にしていた関係でいろいろと受けることに。

そのとき4歳でしたので、やっている習い事を整理して受験対策スタート。

習い事(お金関係も書いてみる)

⑴ 幼稚園 月7万(ここもほぼ塾。知育しすぎ。英語と算数と国語の基礎は幼稚園で十分でした)

⑵ お受験向けスパルタ教室 月10万(→礼の仕方、箸の持ち方なども教えてもらえる。息子曰く厳しすぎて涙が出るらしい。一番ご飯の食べ方が上手になり、魚を見事に食べます。)

⑶ 体操教室 月2万(→体育が重要な小学校受験にはおすすめ。体が柔らかくなるのと、トランポリン・ボルダリングができるので楽しそう)

⑷ 速読・写真記憶術・計算教室 月0円(→私が家で教える。妻も同伴。こわいこわい。やっぱり若いと覚えるのが早い!)

まてまて、、、月19万円。。。これ、全敗したとき一家離散れべるです。やばいですな。

※今更ですが内部に入って聞いたことからの勝因として3つです。

⑴ お弁当をきれいに食べられる(入学後に先生から抜群に目立っていたらしいと聞きました)
⑵ 身体能力がちょっと良かった(いまのところ維持してる)
⑶ パズル1位(神経衰弱は強すぎて勝てません)

そうこうしているうちに秋からお受験スタートです!

前哨戦

某国立大学付属小学校3校→全て不合格、どこかでトラブルがあったらしく受験を嫌がるようになる。

都内A大、M大、G大、B大付属小
→ 当日にギャン泣きor体調不良で欠席…

神奈川K大横浜、都内G星、都内W実業
→抵抗しながらもここは欠席してほしくないので行かせる。しかし終始レジスタンス(無言、動かない)を行う。

W実業については
「1次試験で一言も発していなかったので、お引き取り願います」
と、面接前に帰宅、いわゆる「足切り」にあう。

ねえ、6歳で足切りを受けるのどんな気持ち?本人は理解できない様子でよかった。

・・・お分かりでしょうか。ここまで10敗を期してます。

もうですね。メンタルボロボロです。家族で泣き明かしました。

不合格の原因は本人ではなく、間違いなく家庭。親の責任ですからね。
もうたぶん一生分の不合格もらったのではないかと確信。

そして最後にやってきました。今通っている学校です。

勘のいいひとはわかってくださるかもしれません。
小中高大一貫の私立です。

体育教育を大事にしているので息子にいいかも~と思ってエントリーしたはいいものの、男子20倍とのことで、もう公立に行く準備して記念受験。

当日朝、例に漏れず欠席してほしくないので、朝からパーティーを開いて騙しながら用意を進める(下の子は妻実家へ)

息子はなんだかよくわからないけど楽しいな~と笑顔で好きなものをもぐもぐ。(うるさい弟もいなくてさらにテンション↑)

しかし、妻が受験用のスーツを出してくると、、、気づくんです。

・・・!もしかして「がっこ」に行くの?

「(トラウマエピソード:非公開)があったからもう行かないって言ったよ!!」

息子、目をうるうるしながらしながら抵抗。

妻も無理か~ってなって受験票を片付ける。

それを見た息子が少し様子が変わる。

この学校の受験票は、運動会のお知らせのように楽しいイベントのフライヤーのような感じでした。

それを見て、

「あ、運動会?運動会なら行くよ?」

とぽつり。

・・・ここで妻と無言の作戦変更!パーティーの名目を運動会壮行式にして、

妻「そうだよ!オリンピックの開会式とかはみんなきちんとスーツ着てるでしょ?運動会のときはちゃんとした服装をするんだよ!」
と着替えをスムーズにさせて、みんなでスーツを着て学校へ。

学校へは徒歩で行けましたが、タクシーで近くまでいきました。

そこに関門がひとつ

「入学試験会場」というでかい白い看板

息子はこの看板が読めないですが、この看板=ひどいめにあう と認識し抵抗していたことを前に受けた小学校で判明。

見つかる前に、息子を目を覆って担いでラグビーのように走り、入場。

その後も入試と気づかずに終了!(玄関にも白い看板があったがそれは大丈夫な様子)

当日の受験

パズル、かけっこは1位となって賞品をもらい、本当に運動会気分になってご機嫌となり、親子面接もきちんと応対。

しかし、両親のみの面接はどこの学校よりも厳しく、妻は終わってから「おちた・・・公立だ~」となって帰宅。

帰りに息子から「今日の運動会、楽しかったね。また行きたいな」と言われ、妻号泣。

その後、妻の実家でお泊り。
弟は受験させないと決意しました。

発表日

合格発表の時、マイページで確認する方式だったので、妻に見てもらってラインで待っておこうとおもい、仕事へ。

発表10分前に上司(その学校出身)に呼ばれ、「今日、発表でしょ?見る?」と言われてなぜか一緒に見ることに。

・・・受験相談した手前、断れなかったです。

会議室でマイページを開き、更新ボタン連打をしていると、、、

「合格」の文字。

へ~桜が舞っていてきれいだなと思っていたら、上司が絶叫!

お受験に失敗し続けている社員がとうとう全敗して、上司を殴る(後輩の妄想)など、ついにうちの部でトラブル発生か!とみんな集まってくる。。。

逆です!合格したので騒いでますとなだめてその場でお祝いをしてくれました。

当事者は息子なので「ここでケーキを買いなさい!!!」と、夕方みんなに言われたケーキを買いにいきました。

そんなこんなで涙あり笑いありの1日になりました。

お受験について書きましたが、当時の上司や部署の様子も、ほんのすこし伝わってくれたら幸いです。

いまは上司の立場になって部署の環境づくりにも意識をしないといけない立場ですが、当時の空気感は受け継いでいきたいなと思っています。

これを見たコワモテに告ぐ。
「ベンチプレスをフロアに置くという社内稟議を作らないでください。」

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