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毒親ママの怒りの掃除機がけ💢


 ギュオーーー!!カチカチッ

 今日も私の掃除機は快調に次々とゴミを吸っている様子。
 やっぱり私は掃除の時間が一番好きだった。


 息子の颯太は無事小学校受験を突破し、レベルの高い授業にもしっかりとついていきながら、毎日楽しく登校している様子だった。
 相変わらず、私に隠していたりするものはあるが、当然それらは私が黙って処分している。
 もう颯太は覚悟をしているのかもしれないが、それでも私が捨てた時は文句を言ってくるが、黙っている方が悪いに決まっている。
 これまでもおもちゃ屋で買ってきたようなシールやエアガンなどは、颯太には悪影響だと思い、すぐにゴミ袋へと捨ててきた。

(さて、今日はそんなことしなくて済むといいんだけど、、)

 一通りリビングをかけ終わった私は、颯太の部屋に向かった。


 颯太の部屋は向かった私は、コンセントにプラグをさすといつも通りに掃除機がけを始めた。

(最近はそんなに散らかっていることもないようね。)

 近頃の颯太は、家にいる時間が少なくなったことや整理整頓を覚えたこともあり、昔に比べて部屋が綺麗なことが多い。特に、床に落ちているものはなりふり構わず捨てるか掃除機で吸ってきたので、床に物が落ちていることもほとんどなくなった。時折落ちている時は容赦なく吸引するのだが。

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