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サプライズ掃除機タイムPart 1

 保育園では毎年11月に、田舎の畑までバスで行ってお芋ほりを行っていました。主に行くのは年中と年長の園児なのですが、規模的には小さな保育園だったので、総数は20人くらいでのお出かけでした。

 僕が初めて見たときは年少の時で、園内でお昼寝後のおやつを食べ終えたころに、ちょうど帰ってくるのを見ました。

「年中さんと年長さんが帰って来たよー!」

 保育園らしく、遠出から帰ってきた子供は、園内にいる人全員で出迎えをします。僕たちはちょうどおやつを食べ終わり、帰りの会をする前だったので、みんなで下まで降りて出迎えに行きました。
 この日の保育室の掃除機掛けもあらかた終わっていて、先生たちは廊下まではしっかり掃除をしていたのですが、大好きな先生が掃除機掛けしていたのにもかかわらず、いつもしていた階段を降りて下の階まで掃除するということをしていなかったので、僕は少し不思議に思っていました。

 そんな思いを抱きながら階段を降りていると、最後尾から降りる先生が、掃除機を持っているのに気づきました。

「先生、今日はいつもと違うんだね。」

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