雨の日とINFJ

今日も今日とて、ロンドンは曇り空。イギリスに来る前から、イギリスの天気は最悪だよ〜と散々耳にタコが出来るほど忠告されましたが、こういうドヨーンとした天気が満更嫌いでもないINFJ女子です。


カラッと晴れた日ってどこか、「今日は良い天気だから外にお出かけに行った方がいいかな」なんていう使命感的なものに駆られてふらりと出かける時が多く(まあそれはそれで楽しいですが)、逆に雨の日は家でゆっくりできるの一人でのんびりしたいINFJには好都合なわけです。INFJの部屋の中って色んなものが置いてあって少しカオスなんですよね(私はそうです)。Netflixがついているパソコンに、積み上がった何十冊もの本(哲学書から歴史の本から、ポエムから、恋愛小説から、看護のテキストまでたくさんあります)、ピアノ、そして譜面台には最近描き終えた水彩画まで。とにかく、自分の部屋は世界で一番居心地の良い場所で、こことキッチンとトイレで一週間は過ごせるような仕様になっています。


それは、さておき、本題の天気のお話について。実は私には大親友がいて。彼女はみかんちゃん(名前は伏せますね)と言います。彼女はロンドンでの大学院時代からのお友達で、医療従事者として働く私のよき理解者でもあります。そんな彼女のmbtiはENFJ。良い天気の日はヨガマットを持って、公園に出かけたり、フードマーケットに買い物に行ってカフェに座って本を読んだり、とにかく活発な彼女は私にとって大変眩しい存在なのです。が、そんな彼女にも大敵がありまして、それは「天気」です。英語ではよく曇天の空をgloomyと表現しますが、彼女はまさにgloomyな日が続くと気持ちが落ち込むようなんです。


外向的でいつも元気ハツラツとした彼女の大敵が曇り空なんて、、と不思議に思ってしまいましたが、それは世界的に見ても納得のいく理屈ですよね。特に冬になると日照時間が極端に短くなる北欧の国では自殺率がその時期に高くなると聞いたこともありましたし、人間の感情や内面のヘルスは大きく自然環境に影響されているわけです。


INFJの私は天気よりも、どちらかというと周囲の人の感情に敏感かつ自己肯定感が低く、自身の内部からくる負のオーラの方がよっぽど天気の何倍も強烈です。自己肯定感が上がることがあった日や、何か新しい目標を見つけた日、誰かにずっと心の中にしまい込んでいた悩みを打ち明けた翌日、そんな時、私たちは天候に関係なく最高にハッピーになれるんだと思います。



太陽光は科学的に証明されている通り、メンタルヘルスを促します。でも、INFJがメンタルヘルスを人並み、いやそれ以上に維持するためには違ったところで努力が必要なんです。ジムに行って運動をしたり、何か没頭できる趣味を持つことは他のmbti同様に必要ながらも、INFJはINFJ自身を、彼らが持つ「こうあるべき理想の自分」を自分磨きへのモチベーションにしつつ、「不完全で脆い現実の姿」を愛おしい気持ちと半分は諦めや開き直った気持ちで受け入れることが必要なのではと思います。


そんなことを、雨の降るロンドンの夜空を見上げながら思います。

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