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衰退していくなかに見出せる美しさが好き。

こんにちは。
今日はなんだか雪が見たくなったので急遽、
青森まで来てみた。

というより、バスに乗って朝起きたら青森に着いていたという方が正しい。

青森市内は全然雪がなくて少し拍子抜け…

青森の町を歩いていて、先日ニュースで見た失われた30年という言葉を思い出した。

バブル崩壊後から今を失われた30年と、経済が成長しなかったと言われている。

そんなことは、どうでも良いんだけど……
確かに今回、青森の町を歩いてみて、昔は栄えていただろう面影を感じる。

きっとこの商店も活気がある時があった。

これがハイカラだった時もあった。

きっと平成という30年の時代に設備投資やインフラの更新がされない間に、寂れていったんだと思う。

そして30年も経済が低迷している国は世界的に見ても稀らしい。

特にアジア地域では発展していく国はたくさんあっても成長があまりしなかった国はないと思う。

この数十年で一気にできて一気に古くなってしまった町というのは意外と日本でしか見れないのかもしれない。

この寂れて古くなっていったことから溢れ出る時間軸の深みは他では感じることの出来ない情緒的な何かがあり、日本特有の魅力かもしれない。

幸い日本には侘び寂びという美意識がある。

閑寂の中にある奥深さや豊かさを感じる寂の精神から寂れるという言葉も出ている。

戦後昭和から発展した建築物や文化が平成を通して廃れていった。
この時間軸に美しさはあるし、十分に手触りのある趣、侘び寂び、人間を感じることができると思う。

生まれてすぐにバブルが崩壊し…
自分の成長と反比例していくように日本が衰退した僕ら世代だから見出せるなにかを探したい。

青森県の八甲田の雪景が見える温泉にて、
つらつらと述べてみる。

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