決算資料_読んでみた__1

丸井グループの決算資料を読んでみた

こんばんは。お久しぶりです、 @yuta3594 です。もともとUXリサーチャーをしており、現在はプロダクトオーナーとして仕事をしています。

今回は株式会社丸井グループの決算資料を読んでみたので、気になった点やわからなくて調べた事について、メモ的にnoteを書いてみようと思います。

丸井グループに興味を持った理由

もともとTakram Castで初めて聞いたときから「D2C」という業態が気になっていました。ものをつくって売るだけの旧来型の小売とは異なり、ブランドに重きを置いて、顧客と長い関係を築いていくスタイルに魅力を感じていました。なんとなく消費されるのではなく、愛着をもって使い続けられるものづくりに憧れがあります。

そんなことを思っていたら、先日こんな記事を目にしました。

「へー、あのショッピングモール大手のマルイが本格的にD2Cに参入するのかあ」と思いながら記事を開いてみると、こんな記述が。

丸井グループはこれまでに、オーダースーツ EC サービスを提供する FABRIC TOKYO、インスタントコマースの BASE、パーソナライズヘアケアブランド「MEDULLA(メデュラ)」を運営する Sparty らにそれぞれ出資。これらのスタートアップは、丸井グループが運営する商業施設「マルイ」で、期間限定店舗、旗艦店舗、常設店舗などを展開している。

すでに、日本のD2Cブランドとして有名なFABRIC TOKYOに出資しており、以前からD2Cに手を伸ばし始めていたことを知りました。

大企業でありながら、新しいことに挑戦していく姿勢がかっこよくみえ、会社としてどのような経営をしているのか気になり、決算資料を見てみることにしました。

読んだのはこちらの2020年3月期第3四半期決算概要です。

決算ダイジェスト

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概要資料から拝借して掲載してます。全体としては好調な印象。小売セグメントのマイナス分をフィンテックセグメントでカバーしているような構図みたいです。

丸井グループのフィンテック事業といえば「エポスカード」ですよね。私も使っています。丸井で買い物をするときはもちろん、家賃の支払いにも利用しています。

楽天もそうだと思いますが、小売とフィンテック(決済)は相性が良いんでしょうね。

EPSとは

決算概要の1ページ目の1番最初に書かれていたのが「EPS」という用語。知らなかったので調べてみました。(すみません、そのレベルです)

EPS(イーピーエス、Earnings Per Share)とは、日本語では「1株当たりの純利益」と訳される。EPSは、1株当たりの最終的な当期純利益がどの程度なのかを示すもので、企業の収益力を判断する際に活用される。EPSの数値が高いほどその企業の収益力が高いと見ることができ、EPSの数値が低いときは企業の収益力も低いと判断することが多い。
(引用:1株当たり純利益(EPS)はどうやって出すのか 活用法も解説

上記の通り、EPSは1株あたりの純利益で、丸井グループはこのEPSを中期計画のKPIにしているようです。

営業利益の金額は

決算ダイジェストの③に、「小売セグメント営業利益は8%減、フィンテックセグメント営業利益は16%増」と書かれていましたが、売上収益や営業利益の金額規模はどうなんでしょう。

決算概要には記載が見当たらなかったので、決算短信から。

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四半期の数字が見当たらなかったので、通期見通しになりますが、

売上収益でも、フィンテックが小売の約1.2倍。
営業利益では、フィンテックが小売の約3.4倍。

すでに金額規模でもフィンテックのほうが大きく、さらに伸び続けているのがすごいですね。丸井グループの収益の柱になっているみたいです。

そして決算短信にはこんな記述も。

取扱高については、ショッピングクレジットが引き続き高伸長し1兆6,297億円(前年比+17%)となったことに加え、家賃保証などのサービス取扱高が2,570億円(前年比+25%)と大幅に拡大したことから2兆円を超えました。

たぶん我が家も、これに貢献してますね(笑)
家賃の支払いにエポスカードを指定されたので、おそらく家賃保証もセットになっている気がします。

株価について

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リーマンショックあたりで大きく落ち込んでから、長期的に見たらほとんど右肩上がりですね。D2Cで小売も息を吹き返して、さらに伸び続けるか注目していきたいと思います。

おわりに

一番知りたかったD2Cについてほとんど記述がなかったのは非常に残念ですが、色々と勉強になったので良かったです。

今後もこんな形でゆるくnote書いていきますので、応援よろしくお願いいたします。noteとTwitterのフォローよろしくお願いいたします!

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