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帯状疱疹

私は小、中、高と学生時代は野球部に所属していました。

その為、この場ではとても語りつくせません。

しかし、中でも印象に残っているのは仲間との時間が何よりも一番。

良くも悪くもチームメイトの事は今でも鮮明に覚えています。

そんな中、私は野球をするのは高校3年生までと決めていました。

嫌いになったわけではありません。

その証拠に今でも高校野球は欠かさずに見ています。

じゃあ、なぜか?

それはシンプルに、社会人として生きていき、家庭を持って普通に生きていこうと思っていたからです。

それが当時思っていた私の幸せの理想でした。

そして、高校最後の試合、なんと私は「帯状疱疹」になってしまったのです。

なんて、ツイてないのでしょう。

一応、エースピッチャーだった為、ほとんどの試合では先発を任されていました。

しかし、帯状疱疹になった当日は先発どころか、スタメンにも選ばれるかどうか…

しかし、監督はライトのスタメンとして使ってくれたのです。

もちろん帯状疱疹はものすごく痛いし、よりによって私の利き腕である右の肩回りに出たのだ。

本当にツイてない。

監督は思い出作りのために私を出したのではなく、勝つために出したんだと。(後日談)

私はその試合に入る前に、スラムダンクではないが、「断固たる決意」を持って臨みました。

相手は県内でも5本指に入る甲子園に出たことも何度もある強豪校。

夏のトーナメントはベスト8を決める第4回戦(ちゃっかりと勝ち進んでいました)

しかし、私自身も含め、その日はチームメイト達も鬼気迫る集中力と快進撃で…

なんと勝ってしまったのです。

どうやって勝ったかは正直ほとんど覚えてなくて、気付いたら父兄やら監督やらチームメイトと私が最高に喜んで光り輝く瞬間を味わいました。

野球部創立以来初のベスト8。

万年1回戦負けの弱小校でしたが、最高の思い出として心の中に残っています。

ちなみに次の試合は私は欠員。

試合も惨敗でした(笑)

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