自己紹介②

 ロードバイクに乗るまで


大学を卒業し地元の企業に就職。赴任地は生まれ故郷の地域であった。


平日はもちろん目の前の仕事をこなすのに精一杯で、家に帰ればバタンキュー。
金曜夜から始まる週末の日々はは夜な夜な地元の友達や取引先と飲み歩き、翌日夕方まで二日酔いでダウンという生活。

社会人生活も3年目を迎えた頃、2016年の秋だったか、とある知人からロードバイクに乗ってみないかという誘いを受け、時間を持て余していた私はホイホイと誘いに乗ることに。



ロードバイク初体験


知人のバイクを拝借し、乗りこなし方を手取り足取り教えて貰いながら一緒に軽くサイクリング。

クリートキャッチ、ブレーキング、ギアチェンジ…。頭がこんがらかったのを覚えている。

ポジションについて、ママチャリとは違い前屈み気味だが、学生時代のオートバイ(セパハン仕様)で慣れていたのでそこは気にならなかった。
むしろこっちの方がヘルメットが軽くて快適かいてき。


当時拝借したバイク


平坦こそラグビーで培った大殿筋のゴリ押しでなんとか走れたが、坂道に差し掛かった時、急に全身がキツくなり全く登れない。

ラグビーしてる時とはまた違うキツさだ。
これが、ゆうさんそうんどう…。
当時煙草を吸っていたことも原因だったかもしれない。

しかもキツいことで思考回路が混沌とし、両手先を使ったギアチェンジにも狂いが生まれる。

傾斜が急になる所でギアを重くすることもしばしばあった。

斜度5.5%、2kmほどの丘にトライしてみたが、キツさのあまり1kmほどで足付き。
そこに私の親ぐらいの年のローディーが「頑張れ〜」と声を掛けながら私の横を颯爽と駆け抜けていく

そこでふと思う。「せっかくの休日に俺は何やってるんだ」

確かに平坦ら疾走感があって気持ちいいが、坂道は苦行。
知人には申し訳なかったが、ロードバイクは趣味として私に向いていない、とその時思った。


何とか丘を乗り越え、解散。
帰りのコンビニで、甘めの缶コーヒーと煙草を一服。

運動後のそれらは、めちゃくちゃ美味かった。。。
この一服のために頑張って続けてみよっかな。。。



ニコチンとは、実に恐ろしいものである。

つづく



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