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地方創生と私

私は、「地元愛」という言葉に憧れていた。
地元愛を感じない、幼少期。

県民性※からくるものなのか、家庭環境なのか、そういう気質なのかはわからないが。
だからこそ「地元ラブ❤」って言ってる人に、すごく違和感を感じたし、そう言えることに憧れを持っていた。

※埼玉県生まれ。

「パスポートはないけど、通行手形がいる」「埼玉県民はそこら辺の草でも食っとけ!」など、「翔んで埼玉」ネタを出すと喜びます。
ちなみに小学生の時、「タンポポは食べられる」ということを知って、そこら辺に生えているものを生で食べました。
(現在キク科アレルギー。タンポポはキク科。自分自身に毒を盛った?)

そんな私が、大人になるにしたがって、「好きになった地域があったらそこに住もう」「気に入った地域をより魅力的にしたい」と思うようになった。地方創生がやりたくて地方公務員を目指したが、就職氷河期もあり、公務員試験は難航し、一つだけ受かったところに就職する。
それが、郵便局。(後に民営化する。)

特に縁もゆかりもなかったけれど、好きになった人が宮崎の人だったので、結婚して、宮崎県に住み、子供が生まれた。長女が小学校にあがって、気持ちに変化がおきる。

学校の授業の一環で、学校の近くの商店を訪れたことを子供から聞いた。地元で地方創生プロジェクトが始まると知った。

「子供にとっては、ここが地元なんだから、ここを豊かにすればいいんだ」自分が、いっときは諦めた「地方創生」に関わることができるんじゃないか?と思った瞬間だった。

地方創生プロジェクトに関わり、「地元を愛せる環境を作りたい」と思うようになり、何年もプロボノで取り組んでいる。

ただ、これは自分の目指した形の一つであって、目標はもっと大きかった。
「全国ふるさと化計画」
自分の心の拠り所となる故郷が何個あっても良い。
好きだ、ホッとする。そんな地域を増やしたい。

自分ひとりじゃ小さな力かもしれないけれど、協力者を得ながら、この活動を広げて、「地元に貢献したい」「地元で働きたい」と思ってくれる人を増やし、「地元が好きだ」と思う人を増やして活発な地域にしていきたい。

「誇れる地元をつくり、なりたい大人の姿を見せたい」
それが、自分の人生の目標だ。
(目指すスケールが、国レベルだってことは感じているが。)

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