私の伴侶は聞こえる人
社会の付き合いで不思議だなと思うことはないだろうか?
「あれ?なんかこの人、被害妄想が強いな」、全然、伝えた内容が大きくなってるなと感じたことはないだろうか。
その方の状況として推測できるのは、「統合失調症を患っているかもしれない」となる。
私の伴侶がまさしく「統合失調症」だ。
私の伴侶の場合、24時間、悪意のある言葉にさらされていて、ほとんど人の言動、行動が自分に対して悪いものだと感じている。
言葉の裏の奥底にある悪意を感じ取る能力に長けたような状態になっている。
何年もそんな感じだが、初めの頃に比べると、かなり落ち着いている。
落ち着いていると言っても、一般の方からすれば、不思議だなと思ってしまうほどではある。
しかし、私もそんな伴侶に慣れたので、家庭生活をなんとか保ている。
処方箋を毎日飲んではいるものの、悩みは尽きない。
私と私の伴侶がこの「統合失調症」から解放される時はまだまだ先のことだと思える。
だから、この「統合失調症」と、いかにうまく付き合えるかが大事になっている。
私が感じるている「統合失調症」の謎は、いつも悪いことしか言わないと言うことだ。完全に良いことが起こっても、ネガティブな発言を私の伴侶に浴びてせくる。
私は感心する。「よく、いつもネガティブな発言ばかりできるな」ということに。
私は「統合失調症」のネガティブに対してポジティブな発言で返している。
私の伴侶は誰も聞こえない人の声が「聞こえる人」なので、対処方法としてヒソヒソ話をする。しかし、「統合失調症」の擬人化された存在には聞こえるので、その会話の内容について、ネガティブな発言を浴びせてくる。
その時、私は「すごいな、こんなに小さい声で話しているのに聞こえるのか。そして伴侶に。2人にしか聞こえない声量だから「統合失調症」の声だよ、決してご近所さんからの悪口ではないよ」と私の伴侶に認識をしてもらうようにしている。
読者の方の大切な人がもし、「統合失調症」であれば、その症状を責めること、「声」を否定することは避けた方が良い。わたしの経験では、「声」の内容に合わせて行動、言動をすると「統合失調症」の症状がひどくなる傾向があると思っている。
「統合失調症」とうまく付き合うには、時間と忍耐がかなり必要である。大切なことは、諦めずに希望を持ち続けること。今は辛くても必ず耐えられるようになることを知ってもらいたい。
読者の大切な方と読者が少しでも幸せになれますように。