【2年ぶりの邂逅_プレビュー】 2019_J2第16節_vsジェフユナイテッド千葉
2年前の記憶
千葉にスコアが刻まれていく、千葉サポーターの「Let’s Go JEF」のチャントが響き渡る。
後半35分スコアが0-5になったところで、いつもは最後まで走り抜く長崎の選手達が下を向く。
我々長崎サポーターの声も勢いに乗った千葉サポーターに圧倒されていく。
私が思い起こす2年前の5月13日フクダ電子アリーナでの対戦は惨敗の記憶だ。
初めて訪れた黄色一色に染まった専用スタジアムとサポーターの大音量。サポーターが生み出す一体感の素晴らしさと雰囲気に試合以外の部分でも負けを認めたのを覚えている。
今回、2年ぶりにフクアリに乗り込む。
現在、15試合を消化して、V・ファーレン長崎は7位。千葉は14位。
2年前の対戦は、12試合を消化して、長崎は6位。千葉は14位。
日程も状況も似たような状況での対戦。
見えるのは同じ景色だろうか。変わって見えるだろうか。
2年間の成長
J1昇格を決めたホーム讃岐戦、J1で大観衆のホーム戦、圧倒的アウェーでのゲーム。
2年間で多くの喜怒哀楽を経験し、今やホームトラスタの観客はJ2を戦った2年前の約2倍に増えた。
多分、今回見える景色は前回とは違うはずだ。
“ホームでこれだけの後押しがあれば、ホームで負けられないという気持ちになる。無失点でゲームを終わらせられるホームスタジアムが我々にはあるんだってね。そこをサポーターと共闘してやっていければ良いと思うよ。”
前節、徳島戦後、手倉森監督はこのコメントを残した。
仙台でのJ1優勝争い、日本代表戦と大舞台を知る手倉森監督の言葉からは、感謝の言葉だけではなく、「もっと後押ししてくれれば、もっと良いゲームができる、良いスタジアムが作れる。」という気持ちが感じ取れる。
だから、アウェーでもやってやろう。アウェーでも負けられないと思わせよう。
2年前、ジェフの「オーオーオーオー!」(Let’s Go JEF)のチャントはもの凄く格好良くて、羨ましかった。
その後、すぐに長崎の代表チャント「VRoad」ができた。
お互いほぼ歌詞が無く「オーオー!」と言い続けるオリジナルチャント。
2年間という同じ月日の中で、小さなクラブだった長崎は大きく成長した。
あの時の悔しさを晴らすのは今だ。全てをぶつけよう。全てを捧げよう。
フクアリに「VRoad」と「カンターレ」を黄色に染まったスタジアムにこだまさせよう。
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