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『SUITS season2』

前作2018年の続編。11月からも前年放送した『監察医 朝顔』で2クールの放送が確定。『SUITS season2』は元々2クールを想定していたのか、急遽脚本を変更して15話としたのかはわかりませんが、通常10話前後で1クールとするドラマが多い中で、過去の続編を年間通じて放送するというのはなかなかの異例の事態といえそう。

「月9」の看板を背負ったフジテレビ、わりとコンサバに視聴率を取りにきている印象があります。この流れは『SUITS season3』もありそう。「月9」枠の続編候補としては、窪田正孝さん、本田翼さん主演の『ラジエーションハウス』あたりですかね。

さて、アメリカでオリジナルが配信されている『SUITS』シリーズですが、個人的には日本版『SUITS』は好きです。織田裕二さん、鈴木保奈美さんの『東京ラブストーリー』以来の共演と話題にもなりましたが、カンチとリカの雰囲気はゼロ、ここに小手伸也さんが加わった、”あえてのアメリカ人風の演技”のやり取りが軽妙で愉快です。ここが賛否両論がわかれるポイントでもあるわけですが。

吉田鋼太郎さんの”イヤなヤツ”が良いアクセントでした。時を同じくしてちょうど前作の『半沢直樹』をオンデマンドで視聴していたこともあり、全く毒のない吉田鋼太郎(半沢直樹の良い上司役)とのギャップがむしろ面白い。『おっさんずラブ』のおっさん役とも違うし、ホントに多彩ですよね。

最終回を待たずして放送開始となった日テレ『35歳の少女』にも鈴木保奈美さんが出演していたのが少し残念。だいぶ役どころが違うので、ドラマ放送時期が被る、続くなど、視聴者の頭の中にある役のイメージを切り替えるための期間は必要なんでしょうね。


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