ほんの少しだけでも

分かってもらおうとし過ぎるとギクシャクする。

肩に力が入りっぱなしだ、疲れてくる。どこかで荷を下ろそうとするけど下ろし方すら分からなくなってくる。

歩いてたはずが早歩きになり、知らず知らずのうちに走っている。「slow」を掲げていたはずなのに本末転倒だ、笑えてくる。

頑張ろうはバカヤローだ、こんな時にそう思う自分がいる。全ての頑張りに対して叫んでいるわけではない、目標も決めずに悦に浸かりきってしまっている頑張りに対してだ。いわゆる中二病ってやつだ。

ただ、そんなこと言っても誰にだって罠にハマることはある。むしろ、頑張りには付き物だと考えている。丘の向こう側を見たいと思えば、その景色に見合ったエネルギーは使わなければならないんだろうな。

ちょっと疲れたからここら辺で休憩でもしようか。まだ先は長い、けれど時間は止まらない。

ボクはあと幾つ、ココではない景色を見ることができるだろうか。