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まだなにもないスタートアップは人の魅力を語るしかない

こんにちは、こくぼです。Leaner TechnologiesというB2B SaaSのスタートアップでプロダクトをつくるチームをつくる仕事をしています。

創業まもないスタートアップがブランディングしていくためには何が必要なんだろう?と思ったことを書いてみました。

この記事で伝えたいこと

・スタートアップを渡り歩いてきた自分がLeanerに感じた魅力
・創業まもないスタートアップは人の魅力を発信するべき

スタートアップの知名度不足問題

LeanerのようなB2B SaaSは特にですが、事業内容を客観的にイメージするのが難しいです。すごく魅力的で意義のある事業をやっていたとしても、それがどれだけ自分に関わりのある話なのか第一印象ではつかめません。

億単位で資金調達していたとしても、ピッチイベントで優勝していたとしても、それが会社としての魅力に即つながるか?というと、そういうわけでもありません。(もちろんある分にはとてもよいことです)

・創業まもないスタートアップはどこもあやしく見えてしまう
・社内の実際の雰囲気を外からは見えない

魅力あるスタートアップで働きたい人のジレンマ

今ではメガベンチャーと呼ばれる会社も最初は小さなチームから創業しています。それと同じように、小さなチームが、大きく成長していく過程をメンバーとして経験をしてみたいと思う人も多いでしょう。自分もその一人です。

しかし、スタートアップ界隈は夢があふれる玉石混交の世界です。この世界に興味がない人にとっては魑魅魍魎が跋扈してるように見えるでしょう。その中で自分の人生をかけて挑むべき会社を選ぶのはめちゃくちゃ大変です。たまに転職サイト経由でスカウトメールをもらってもその会社が良い会社なのかどうかぶっちゃけよくわかりません。

・ イケてるスタートアップだとわかるなら働いてみたい
・ でも玉石混交の中で可能性を感じる会社を見つけるのは難しい

自分がLeanerに感じた人と組織の魅力

ぼくの場合、たまたま自分の転職意欲が高まってるタイミングで声をかけてもらったことが縁でLeanerに入社することになりました。そのときに自分が感じたLeanerの魅力はなんだったのか?あらためてふりかえってみました。

事業の魅力
・ どういう事業なのか正直わからんけど市場のニーズはありそう
・ 思いつきではなく、社長の個人的な経験に基づいて創業している
・ 日本でまだ未開拓だけど、海外では成功しているユニコーン企業がいる
・ 大きめの資金調達もしていているのですぐに死ぬことはなさそう

プロダクトの魅力
・ プロダクトの完成度はまだ低いが、伸び代が限りなく大きい
・ 未開拓領域なので、社会に与えられるインパクトが大きい

人の魅力
・ 社長を中心に仲間が形成されている
 (過去の仕事仲間だったり、大学時代からの友人だったり)
・ みんな話に嘘が感じられないので話していて気持ちがいい
・ ひとりひとりが本気で事業に向き合っている

組織の魅力
・ 目先の目標を持ちつつ、高い目標に向かっている
・ 個人の意思や判断を尊重してくれる
 (いつ、誰とどのように働くのか、何を大事にするかなどなど)
・ ビジネスサイドの人たちが、チームとして機能している
 (全員が顧客の成功のために行動している)

「頑張ってる人を応援したい」

これは個人的な志向ですが「頑張ってる人を応援したい」という根源的な欲求をぼくは持っていまして、とくに「そこで働いてる人たちが本当にやりたいと思ってやっている事業なのか?」を重視します。その点でいうと、Leanerは圧倒的に人の魅力が優れていると感じました。

その当時何社かカジュアル面談をしていましたが、Leanerの人とは誰と話しても、嘘がなく、正直に話ができるのが貴重でした。

事業については「億単位で資金調達してるからVCからも期待されている事業なんだろう」くらいの気持ちで考えてました。実際入社してからこの事業の可能性はとても大きいなあ、と日々感じています。

Leanerについての話はこちらもあわせて読んでいただけるとよいかもです。

事業は代替可能だが、人を変えることは不可能

これは持論ですが、スタートアップの成功はそこで働く人の成功によってもたらされます。あえて極端なことを言うと、事業の成功はおまけです。最高の事業をつくるのは、最高の人たちがつくる最高のチームであってほしいという個人的な想いもあります。

最高のチームであれば、いくらでも事業を方向転換できます。(むしろピボットのないスタートアップの方が珍しいでしょう)

スタートアップに必要な人の魅力
・ 話に嘘がなく良いことも悪いことも正直に話してくれる
・ 大きな夢を持ちつつ、地に足がついた話もできる
・ チームで目標を共有して共同作業をすることを楽しめる

スタートアップに必要な組織の魅力
・ 売上も大事だが、それ以前に従業員とその家族を大事にしている
・ まだ何も成し遂げていないからこそ、お互いに助け合って大きな目標に向かっていける

まだなにもないスタートアップは人の魅力を語るしかない

冒頭のお題に戻ります。まだなにもないスタートアップは人の魅力を語るしかありません。その魅力をオープンに伝えられる努力をしていくことが会社のステータスを上げていくことにつながるのでは、と考えています。

人の魅力を感じられる2つのポイント
・ 誠実さを持って夢を語っているか
・ 高い目標を持ちつつ、足元の課題を正直に語っているか
 (理想と現実のギャップを認識できている)

ちなみにぼくが思うLeanerの大きな魅力は「エンジニアとして信頼できるビジネスサイドの人たちがいる」ことと「ビジネスサイドの人たちと職種を超えて最高のプロダクトをつくるために向き合える」ことです。

Leanerの人の魅力を詳しく知りたくなった人はお話しましょう。

・ Webアプリケーションエンジニア
・ デザイナー
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