そろそろデザイナーを採用したい!という話 ~ Leaner Technologies ~

背景

Leaner Technologies(以下、Leaner)では創業からの4年間でいろいろな事情があってフルタイムのデザイナー不在でプロダクト開発してきました。それがそろそろ限界を迎えつつあり、開発チーム内でデザイナー採用したい!という話をしたのでここにまとめました。

前置き

Leaner Technologiesについて

Leanerは企業のコストを適正化するための支出管理プラットフォームです。現在は Leaner見積 https://leaner.jp/procurement/ という見積業務を管理するBtoB SaaSを開発・運営しています。

プロダクトと事業領域について

プロダクトは全てWebで操作するBtoB SaaSです。スマホなどのネイティブアプリはありません。企業の調達・購買を支援するなかなか渋い領域の事業をやっています。

ここで書いてる人物像について

個人によっていろんな関わり方があると思うのでここに書いてあることが必ずしも採用において必須ではありません。ここでは現状の開発チームが求める理想の人物像について書いてます。

サマリー

デザイナーに求めること

  • エンジニア目線でつくってきたプロダクトにデザイナーの目線を入れてプロダクトの価値を上げたい

  • プロダクトの価値やユーザーの課題を、チームと一緒に探索しながら、デザインの力で貢献してほしい

デザイナーに求めないこと

  • スタイリングやUIデザインだけに閉じた関わり

  • コードを書いて開発に参加すること

    • ただ、Webでできる表現力(HTML+CSS+JSで何ができて何ができないのか)についてはざっくり理解していて欲しい

    • 例えば、FlexboxやGrid Layoutでのレイアウトや、Storybookでのコンポーネント管理など(しっかり理解している必要はなくて、エンジニアと協力しながら学習して欲しいです)

これまでのプロダクト開発

これまでのLeanerではプロダクトの価値を素早く仮説検証することにチームとして価値を置いていました。そのためデザインをつくり込むことよりも「そもそも作ろうとしているものが正解なのか?」を優先して開発していました。

今までは以下のようなループで割とうまく回ってました。

  1. エンジニアが動くもの素早くつくる

  2. ユーザーからフィードバックをもらう

  3. フィードバックを元に必要な機能を実装・改善する

その結果、ユーザーのニーズに沿ったプロダクトを最速で提供することができていました。そして今ではユーザーの価値となるプロダクトに進化しました。

これからのプロダクト開発

これからは今までの「とりあえず動くものつくって当ててみる」というフェーズから「プロダクトとして解くべきユーザーの課題は何かを一歩進んで探索する」に変わりつつあります。

単純に機能をつくるだけでなく

  • 何を問題として捉えるか

  • その中から解くべき課題をどう定義するか

  • 課題をどう解決するか

といった今までより一歩進んだプロダクトの価値を探索するにあたり、エンジニアだけで試行錯誤するにはそろそろ限界を迎えつつあることに気づきました。

さらに、Leanerでは複数プロダクトを開発提供しているので、それらを組み合わせて顧客にどういう体験をしてもらうのかが、今後の大きなテーマです。

デザイナーに求めること

デザイナーの方にはエンジニアにはできないデザインスキルを持って開発に貢献して欲しいと思っています。その貢献の仕方は人それぞれのスキルとモチベーションがあると考えています。なので一概にどういう貢献が良いのかを事前に決めることは難しいです。

ただし、Leanerではチーム全員でユーザーの課題に向き合うことを重視しているため、エンジニアに限らず、セールスやカスタマーサクセスやオペレーターの人たちと連携して仕事してもらいたいと思っています。

Leanerは職種の壁をなくしてBizとDevも一つのチームとして目標に向かうことを大事にしています。なのでデザイナーとしてデザインスキルを活かしながらもデザイナーの枠を飛び越えてチームになることにモチベーションを感じていただける人だと嬉しいです。

より詳しい話はこちらから

よろしくお願いします 🙏


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