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根治療法という考え方を取り入れる

根治療法という言葉をご存じでしょうか?
医療の世界での対処療法と対をなす言葉でお薬や手術で直すのが対処療法。
食事や生活習慣で直すのが根治療法と思ってもらえばいいです(諸説あるかと思います)

ともすれば対処療法は簡単です。
お薬を飲めば症状は治まるし、手術をすれば不要な部分を除去できる訳ですから一時的に使うのは何も問題ないかと思います。それ自体は悪ではありません。
ですが食べるものを変えず生活を変えなければ体質は変わらないのでまた問題は再発しますし問題はむしろ悪化しやすいです。
つまりベストなのは表面的な問題は対処療法で抑えているうちに、根治療法で体質を改善するというのが良い方法かというお話です。

ここまでは医療の話ですがこれは日常や学校生活、ビジネスでも同じだと思いますが、医療と違って日本社会では対処療法ばっかりになりがちだな~って思ったりします。(ちゃんと根治療法されている方もたくさんいるかとおもいますが)

例えば学校生活
社会は目まぐるしく変わっているのに辞めるべきことを辞めずに取ってつけたようにあれこれ付け足して学校現場をパンクさせるのが対処療法。
溢れかえったタスクの取捨選択をして辞めることを決めて、新しく必要なことを導入するのが根治療法。

ビジネスの世界だと…
何度も起こるミスを部下のせいにして起こり散らして無理やり物事を進めようとするのが対処療法。
そもそもの会社の手順にある間違いやエラーを探し出しミスが起こらないようにしていくのが根治療法。

日本の国民だけでなく、経済や行政の世界もそうでしょう。
今の日本の少子化対策なんか対処療法どころかナイフで刺されたのにバンソウコウ貼っているくらい効果ないと思います。
話が逸れましたね。この辺り言い出したらキリがないので本題に戻ります。

その他にも人によって体質や性格は違うので『この方法なら必ず儲かる』というハウツーがあっても本人に合っていなければいい結果は得られにくいのではないでしょうか?
合っている方法だと努力は必要だとは思いますがスイスイ進みますが合っていないと心にも体にも無理がかかりますので長期的に見れば危険です。
僕自身も『自分に合っていない方法』を取っていたばっかりに痛い目を見たことは幾度もあります。
(自己分析でHSPの気質と診断までは出してないですがADHDっぽい性質があります)

もっと一般的な話であれば「大企業に行けば将来安泰」というのも一時的な部分で見れば成功(またひと昔前のポストというイスが沢山あった時代であれば問題はなかった)ですがこれもある程度進めたときに自分に合っていない→結果が出てこなくなる→昇格できない・給料が上がらない、そんな風になると根治療法的に経験を元に自己分析+再勉強をして職場をかえるなどをするほうがトータルの幸福度は上がるのではないかなと思います。

『このやり方は今の状態や時代に合っているんだっけ?』
何か問題が起こるようであればヒューマンエラーに目を向けるのも大事ですがそれよりもシステムエラーがどこかにあるかも知れない。
そんな疑問を常に持って流動的に方法をアップデート、根っこから健康な人生にするヒントになれば幸いです。



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