留学生教育に携わって10周年目に際しての所感

2023年度が始まって明日で2週間となり、全国の大学でも新年度の講義が行われています。

私の所属する名城大学も、4月6日(木)から今年度の講義が開始されました。

今年は私にとって名城大学に着任して5年目となるとともに、前任校である法政大学で交換留学生向けプログラムExchange Students from Overseas Program(ESOP)での講義を担当し、大学での留学生教育に携わるようになってから10年目を迎えました。

ESOPでの講義は日本の近現代史を18世紀後半の様子から説き起こす"Modern and Contemporary History of Japan"を担当し、その後は日本語での科目履修を希望する交換留学生向けの「日本語教育プログラム」(Japanese Language Program: JLP)での「日本の近現代史」や「日本の政治経済」へと発展しました。

そして、2019年4月に名城大学に着任してからは「国際日本学プログラム」の開設に取り組み、2020年4月からは"Introduction to Modern and Contemporary History of Japan"や"History of Japan"のほか、"Visual Arts of Japan"、"International Politics of Japan"、あるいは"Introduciton to International Japanese Studies"、"Fieldwork for International Japanese Studies"など、文化や国際政治、フィールドワーク、毎回特別講師を招聘してのオムニバス講義など、各種の講義を担当しています。

これに加え、名城大学国際化推進センターが主催する、提携大学向けのSummer ProgaramやWinter Program、あるいは日越大学国際日本学プログラムでの講義など、交換留学生や外国の大学の学生の皆さんへの講義は、今や私にとって日々の教育活動の基軸となっています。

実際、私が大学での教育活動を始めたのは10年前に初めて交換留学生の皆さんにお話をしたときが最初でした。

その意味でも、留学生への教育は私の大学での教育活動の中心であるとともに、出発点でもあります。

今後も、日本の大学での学習を希望して来日した皆さんがよりよい学びの成果を得られるよう精進するとともに、教育を通した国際交流や異文化交流にささやかなりとも貢献できればと、意を新たにするところです。

<Executive Summary>
My 10th Anniversary of Education for International Students (Yusuke Suzumura)

The Academic Year 2023 is my 10th anniversary of education for international students which had started at Hosei University. On this occasion, I renew my mind to contribute to realise student's better understanding of Japan and Japanese history, culture, and other things and to deepen relationships between Japan and other countries throug international education.

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