【参加報告】第5回アルザス・新世代ワークショップ「日本のトランスナショナリズムと帝国」

去る11月4日(金)から6日(日)にかけて、アルザス欧州日本学研究所(CEEJA)において第5回アルザス・新世代ワークショップが開催されました。

本シンポジウムは法政大学国際日本学研究所(HIJAS)、「国際日本研究」コンソーシアム(CGJS)、CEEJAの共催により行われ、今回は「日本のトランスナショナリズムと帝国」と題し、オンライン形式での参加も可能なハイフレックス方式で開催されました。

シンポジウムでは酒井直樹先生(コーネル大学)とミカエル・リュッケン先生(フランス国立東洋言語文化大学)による2件の基調講演のほか、日本とヨーロッパの大学に所属する若手研究者8名による研究報告が行われました。

また、第3日目の最後にはそれまでの議論に基づき、「トランスナショナリズム」や「トランスナショナリティ」、あるいはヒトの移動や「インターナショナリズム」との類似点と相違点などが検討する総合討議が実施されました。

今回、私は昨年と同様にコメンテーターとして参加し、各報告に耳を傾けるとともに、総合討議では若干の論点を提起しました。

いずれも興味深い報告は、今後「トランスナショナリズム」を考える際に重要な手掛かりと示唆を与えるものです。それだけに、次回以降のアルザス・ワークショップにおいてどのような主題が設定され、いかなる議論がなされるか、興味深く思われました。

なお、今回のワークショップの開催報告については、後日HIJASの公式ウェブサイトで紹介される予定です。

<Executive Summary>
The 5th EU-Japan Young Scholars Workshop /2022 International New Generation Workshop "Japanese Transnationalism and Empire" (Yusuke Suzumura)

The 5th Eu-Japan Young Scholars Workshop /2022 International New Generation Workshop "Japanese Transnationalism and Empire" co-hosted by Centre Europeen d’Etudes Japonaises d'Alsace(CEEJA),the Hosei University Research Center for International Japanese Studies, and the Consortium for Global Japanese Studies (CGJS) was held at CEEJA on 4th to 6th November 2022.

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