意義深い追善企画となった『クラシックの迷宮』の特集「音楽家・外山雄三を偲んで」
今日、NHK FMの『クラシックの迷宮』では、今年7月11日(火)に92歳で逝去した音楽家の外山雄三さんを追悼する企画「音楽家・外山雄三を偲んで」が放送されました。
今回の放送で紹介されたのは以下の作品でした。
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」から第2楽章
管弦楽:NHK交響楽団、指揮:外山雄三
バーバー/弦楽のためのアダージョ
管弦楽:NHK交響楽団、指揮:外山雄三
外山雄三/チェロ協奏曲
チェロ独奏:ムスティラフ・ロストロポーヴィチ、管弦楽:モスクワ放送交響楽団、指揮: 外山雄三
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番より第4楽章
管弦楽:NHK交響楽団、指揮:外山雄三
バルトーク/弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽
管弦楽:NHK交響楽団、指揮:外山雄三
プロコフィエフ/『ロミオとジュリエット』」から「ジュリエットの墓の前のロメオ」
管弦楽:NHK交響楽団、指揮:外山雄三
『クラシックの迷宮』では2021年5月29日(土)に外山さんが90歳になったことを祝した特集「外山雄三の“指揮”を聴く~NHKのアーカイブスから~」を放送するなど、折に触れて外山さんを取り上げてきました。
それだけに、今回の訃報に際して特集が組まれるのは当然と言えました。
そして、外山さんの指揮者と作曲家としての活動が国際的であったことを、各作品の録音を通して紹介する特集は、追善の試みとして意義深いものでした。
司会の片山杜秀先生による「戦後の日本が生んだ偉大な才能」という趣旨の評価とともに、外山雄三さんの生前の功績を振り返り、これからもその作品が広く取り上げられることを期待させる、今回の特集でした。
<Executive Summary>
"Labyrinth of Classical Music" Has an Important Feature Programme for the Memory of Mr. Yuzo Toayama (Yusuke Suzumura)
A radio programme entitled "Labyrinth of Classical Music" (in Japanese Classic no Meikyu) broadcasted via NHK FM featured Mr. Yuzo Toyama and his performances on 12th August 2023. It might be a meaningful opportunity for us to understand Mr. Toyama's efforts and achievements.
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