名城大学管弦楽団第38回定期演奏会

去る10月14日(度)、私が部長を拝命している名城大学管弦楽団の第38回定期演奏会が開催されました。会場は豊田市コンサートホールでした。

今回は、前半にヴェルディの歌劇『ナブッコ』序曲とラヴェルの組曲『クープランの墓』、後半にチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」が演奏されました。指揮は柴田祥氏でした。

ところで、私は部長として公演の冊子にあいさつ文を寄せました。

そこで、以下に全文をご紹介いたします。


名城大学管弦楽団第38回定期演奏会あいさつ
鈴村裕輔

本日はご多用の中、名城大学管弦楽団第38回定期演奏会にご来場いただき、ありがとうございます。

2018年の第34回定期演奏会以来5年ぶりに豊田市コンサートホールで開催される今回の公演では、前半にヴェルディの歌劇『ナブッコ』序曲、ラヴェルの組曲『クープランの墓』、後半にチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」が取り上げられます。

劇的な展開と雄渾さが印象深いヴェルディ、18世紀のチェンバロの組曲の様式を模倣しつつ情感豊かで繊細な音楽を作り出したラヴェル、そして4つの楽章のどの箇所を取り出しても濃密で多彩な表情に満ちたチャイコフスキーというように、今回も魅力あふれる作品が揃いました。

また、指揮者には、初共演となる柴田祥氏を招聘しました。柴田氏と名城大学管弦楽団とがどのような演奏を織りなすか、ぜひともご期待ください。

さて、名城大学管弦楽団は準強化クラブとして、毎年名城大学より活動の助成を受けています。スポーツとは異なり芸術活動においては勝敗という目に見える成果を残すことは容易ではありません。そのような状況にもかかわらず当団を支援する大学当局の措置は、主体的な活動を通して学生の成長を促すという点で、大きな教育効果を持つものであり、団を代表して深く感謝するところです。

最後に、4学年55名の団員の日々の活動の集大成となる第38回定期演奏会の開催にお力添えいただいた皆様に改めて御礼を申し上げます。今後も一層のご助言、ご支援をお願いするとともに、名城大学管弦楽団のさらなる活躍にご期待いただければ幸いに存じます。


<Executive Summary>
The Meijo University Orchestra the 38th Regular Concert (Yusuke Suzumura)

The Meijo University Orchestra held the 38th Regular Concert at the Toyota City Concert Hall on 14th October 2023. On this occasion I contribute a greeting for audiences as the Advisor to the Orchestra.

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