青山フィルハーモニー管弦楽団第37回定期演奏会

本日、14時から15時45分まで、杉並公会堂大ホールにおいて青山フィルハーモニー管弦楽団の第37回定期演奏会が開催されました。

新型コロナ感染症の感染拡大により過去2回の公演が中止となったため、2019年4月29日(月、祝)に挙行された第34回以来、青フィルとしては3年ぶりの定期演奏会の実施となりました。

今回は、一般公開を行わず観客は関係者に限定するといった感染症対策が施されるとともに、前半に森田一浩の"Ovation!"、ロッシーニの歌劇『セヴィリアの理髪師』序曲、エルガーの威風堂々第1番、後半にブラームスの交響曲第1番が演奏されました。また、アンコールとしてシュトラウス1世のラデツキー行進曲が取り上げられました。

青フィルが定期演奏会でブラームスの交響曲第1番と威風堂々第1番を取り上げるのは1999年の第14回以来23年ぶり、『セヴィリアの理髪師』序曲は第15回以来22年ぶり、そして"Ovation!"は第30回以来7年ぶりとなります。

感染症対策を行いながらの活動は以前に比べて様々な制約が生じ、練習量そのものも制限される中で、青フィルの皆さんは所与の条件に適応しつつ様々な困難を克服して、定期演奏会の開催を実現しました。

そして、実際の演奏も日頃の活動の成果がいかんなく発揮されたもので、いずれの作品も聞き応えのある内容に仕上がっていました。

その意味において、第37回定期演奏会は、過去2年にわたり活動を継続した青フィルの皆さんの努力と、公演の実施に向けた教職員の皆さんの取り組みのいずれが欠けても成り立たなかったものであり、青フィルにとって新たな一歩を印す重要な機会になったと言えるでしょう。

<Executive Summary>
The Aoyama Philharmonic Orchestra the 37th Regular Concert (Yusuke Suzumura)

The Aoyama Philharmonic Orchestra (APO) held the 37th Regular Concert at the Suginami Kokaido on 1st May 2022. In this time the APO performed Kazuhiro Morita's "Ovation!", Rossini's Barber of Seville, Elgar's Pomp and Circumstance March No.1, and Brahms' 1st Symphony.

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