【参加報告】法政大学江戸東京研究センター研究会「米国写真アーカイブスでたどる占領期の東京」

本日、18時から19時40分まで、法政大学江戸東京研究センター(EToS)の研究会「米国写真アーカイブスでたどる占領期の東京」がオンライン形式で開催されました。

今回は、佐藤洋一先生(早稲田大学)が研究報告を行い、渡邉英徳先生(東京大学)がコメンテーターを務めました。司会はEToSの岩佐明彦先生でした。

佐藤先生の報告では、まず、太平洋戦争終結後に連合国が進駐した1945年の東京において、当時の様子を撮影した写真に欠損の時期があることを受け、米国の図書館や博物館など35施設以上に所蔵されている写真約9万点を収集、分析した経緯が紹介されました。

また、一連の作業を通して、敗戦直後の1945年における東京の様子がどのようなものであったのか、また、米国の写真アーカイブスに残された東京の人々や風景の持つ意味が何であるかが、豊富な図像資料とともに丹念に検討されました。

写真や映像などはこれまでEToSの研究の中では主題的に取り上げられる機会が少なかっただけに、今回の報告を通してEToSでの江戸東京研究の可能性の広がりが確認されたと言えるでしょう。

<Executive Summary>
Hosei University Research Center for Edo-Tokyo Studies Research Meeting "Occupied Tokyo through the Lens of US Photographic Archives" (Yusuke Suzumura)

The Hosei University Research Center for Edo-Tokyo Studies (EToS) held a research meeting entitle with "Occupied Tokyo through the Lens of US Photographic Archives" was held via Zoom on 20th November 2020. In this time Professor Dr. Yoichi Sato of Waseda University was the speaker and Professor Dr. Hidenori Watanabe of the University of Tokyo was a commentator.

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