発売開始から40年を迎えたファミリーコンピュータを祝す

本日、1983年7月15日(金)に任天堂からファミリーコンピュータが発売されてから40年目を迎えました。

当時小学校1年生であった私は、友人の一人が早速ファミリーコンピュータを購入したため、他の友人たちとともに遊ぶ機会に恵まれました。

この時利用したのは『ドンキーコングJR.』で、われわれは「次にやられたら交代ね」などと言いながら初めて遊ぶファミリーコンピュータを楽しんだものでした。

また、この年のクリスマスには『ベースボール』が発売され、別な友人が買い求めたこともあってやはり友人たち一同で遊びに行き、1打席ごとに打者と投手を担当する者を後退して遊ぶなどしたものです。

さらに、翌年1月には『ワイルドガンマン』が登場し、お年玉で手にした、最初にファミリーコンピュータを導入した友人の家で皆が遊んだ際には、テレビ画面に向けて銃を撃つと敵が倒れる様子に、誰もが驚いたものでした。

わが家にファミリーコンピュータがやって来たのは、父方の叔母たちが利用していたものを譲り受けた1986年のことでした。

この頃には多くの家庭にファミリーコンピュータがあり、友だちの家に集まって遊ぶ機会はかつてに比べて減少していたものの、それぞれが購入したソフトを貸し借りするなど、友人同士で遊ぶというあり方は形を変えつつ残っていました。

私も、『プロ野球ファミリースタジアム』や『バイナリィランド』、あるいは『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』を友人に貸していたことがあり、これらは箱とソフトに名前を書いていたのも、今では懐かしいものです。

当時は「新しいおもちゃが登場した」という程度の理解であったファミリーコンピュータも、現在、日本で製作されたビデオゲームやオンラインゲームが世界中で多くの国や地域で愛好されていることを考えれば、その影響力の大きさとテレビゲーム文化の発展への寄与の大きさには瞠目するばかりです。

それだけに、家庭に居ながらにして高品質のビデオゲームを楽しめる基盤を提供した関係者の皆さんの努力に改めて思いを致すとともに、これからもビデオゲームやオンラインゲームを楽しむ文化がより一層活発なものになることを願うところです。

<Executive Summary>
Celebrating the 40th Anniversary of Family Computer (Yusuke Suzumura)

The 15th July, 2023 is the 40th anniversary of the release of Family Computer by Nintendo on 15th July 1984. On this occasion, I remember some memories of the Family Comupter.

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