【参加報告】2020年度国際新世代ワークショップ「越境する日本語・日本文化―言語文化の多様性をもとめて」第3日目

昨日、17時から21時45分まで、オンライン形式で2020年度国際新世代ワークショップ「越境する日本語・日本文化―言語文化の多様性をもとめて」(アルザス・ワークショップ2020)の第3日目が行われました。

今回は、私が「越境するものが超えるものと超えないもの――漫画『鬼滅の刃』における多様性の構造」と題し基調報告を、日本とドイツの大学に所属する2人の研究者が報告を行った後、総合討議がなされました。

2人の報告では、「ブラジルに移民した知識人を通した日本人移民とブラジル社会の関わり」と「ヨーロッパの視点から見た日本のヘイトスピーチの問題」という主題が検討されました。

また、総合討議では3日間の報告及び発表を通した問題点や論点が確認されるとともに、来年度以降の開催のあり方や主題について、総括的な意見の交換が行われました。

3日にわたりオンライン形式によるワークショップがつつがなく行われたのはひとえにアルザス欧州日本学研究所(CEEJA)及び法政大学国際日本学研究所で運営を担当された皆さんの尽力によるものであり、実に有り難いものでした。

それとともに、今後、状況の好転により、次回のアルザス・ワークショップは2年ぶりにCEEJAで開催されることが願われた次第です。

<Executive Summary>
The 3rd Day of EU-Japan Workshop 2020: Multiplicity and Diversity of Culture and Language: Japan in a Global Context (Yusuke Suzumura)

The 3rd Day of the EU-Japan Workshop 2020: Multiplicity and Diversity of Culture and Language: Japan in a Global Context was held on 8th November 2020 via Zoom.

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