【開催報告】一般財団法人外苑会第17回研究・交流会

昨日、14時から15時50分まで、東京都立青山高等学校の同窓会である一般財団法人外苑会の第17回研究・交流会が開催されました。

今回は齊藤英治さん(1990年卒業、東京大学)をお招きし、「量子とAIの時代がやってくる」と題してお話を伺いました。なお、今回は東京都立青山高等学校5階ホールでの講演について、会場での聴講とオンライン配信とを併用する形で行いました。

講演では、最初に青山高校在学中の思い出や大学進学から大学院生時代の出来事、さらに博士号取得の慶應義塾大学、東北大学、東京大学での研究・教育活動などについてお話がありました。

また、物理学者の役割を「見えていない『真の世界』を見ること」と定義し、量子力学の発展やご自身の専門の一つであるスピンに関して、「スピン流の物理原理」の発見やわれわれの生活の中でのスピンの応用例の紹介、量子コンピュータの原理から性能向上の推移、人工知能の特徴などの説明、さらに各国の量子科学技術関連の研究投資額や日本の研究力の現状、そして日本の今後の科学の活躍の場などが取り上げられました。

最先端の科学がわれわれの日常生活とどのように関わりを持つか、さらに世界の第一線で活躍する研究者がどのように最先端の研究に取り組んでいるかという話題が具体的な事例とともに紹介され、意義深いひと時となりました。

<Executive Summary>

The 17th Workshop and Social Gathering of the Gaienkai (Yusuke Suzumura)

The Gaienkai, the Alumni Association of the Tokyo Metropolitan Aoyama High School, held the 17th Workshop and Social Gathering at Tokyo Metropolitan Aoyama High School and via Zoom on 12th March 2022. In this time, Professor Dr. Eiji Saitoh of the University of Tokyo was the lecturer for the workshop.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?