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【参加報告】日本国際文化学会第23回全国大会第2日目

本日、東洋大学白山キャンパスにおいて日本国際文化学会の第23回全国大会(大会実行委員長:平島みさ先生)の第2日目が開催されました。

今回は午前中に自由論題が3セッション、午後に共通論題が4セッション行われました。

また、学会総会や開催校企画「地域における国際文化と大学②-内なる国際文化教育-ドナルド・キーン氏蔵書プロジェクトの成果と意義」が行われました。後者では、プロジェクトの責任者である東洋大学文学部の石田仁志先生が事業の概要及び参加学生のアンケートを通して、学内における国際交流のあり方を報告されました。

さらに、2023年度の文化交流創生コーディネーター資格認定報告や学会創立20周年記念事業の進捗状況を報告するフォーラムも実施され、私も分科会責任者の一人として現状を紹介しました。

午後の共通論題では、第7セッション「文化としての「過去の伝承」-その条件、課題、そして意義」(代表者:藤田賀久先生)を聴講し、過去の様々な出来事がどのようにして伝承されるかについて、奈良県十津川村における満蒙開拓団、横浜市と関東大震災、1915年のアルメニア人虐殺、そして渋沢栄一を事例とする人物伝承のあり方の条件や課題、さらには負の歴史を巡る加害者と被害者の不均衡性などが検討されました。

なお、第24回全国大会は2025年7月5日(土)、6日(日)に高崎経済大学で開催される予定です。

<Executive Summary>
The Second Day of the 23rd Annual Conference of the Japan Society for Intercultural Studies (Yusuke Suzumura)

The Japan Society for Intercultural Studies held the Second Day of the 23rd Annual Conference at Tokyo University.

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