今上陛下のご即位2年を祝し当局に「皇室の積極的な情報発信」を勧める

今日、今上陛下が2019年5月1日に登極されてから2年が経ちました。

昨年1月から新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、全国を巡行して国民と親しく接するという戦後の皇室が築いてきた「開かれた皇室」の取り組みを実践することが難しくなっています。

今上陛下もオンライン形式により行幸できない難点を補う試みを積極的に行われていものの、国民一般が今上陛下や皇室の日々の取り組みに接する機会が減少していることは否みがたく、接触の頻度の低下は皇室への関心や尊敬の念の低下にも繋がりかねないところです。

それだけに、これまで皇室が行ってこなかったものの、他国の王室では比較的導入されている各種のソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用し皇族の日々の活動がどのようなものであるのかを積極的に発信することは、重要な選択肢となることでしょう。

もとより、関連法規との兼ね合いや宮内庁の情報発信の方針などとの兼ね合いがあるのは当然です

それでも、そのような課題を克服してでも、現在の皇室の姿を広く国民に示すことは、皇室の魅力を高め、国民との距離を縮めることに役立つことでしょう。

宮内庁をはじめとする関係各機関の熟慮と果断が求められるところです。

<Executive Summary>
Celebrating Emperor Naruhito's Anniversary of Ascension of 2021 (Yusuke Suzumura)

Emperor Naruhito marks the two years since ascension to the throne on 1st May 2021. In this occasion we want the Imperial Household Agency and other officials to apply SNS to promote daily activities of the Imperial Family.

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