PHSをめぐるいくつかの思い出

去る8月29日(土)、1998年12月から契約していたPHSを解約し、電話番号は変えないままで新たにスマートフォンの契約を行いました。

PHSは当初2020年7月をもって停波するよていであったものの、新型コロナウイルス感染症の拡大もあり、2021年1月31日まで事業が継続されることになりました。

私はかねてから事業終了までPHSの契約を維持する計画であったものの、諸般の事情により対応を繰り上げることになった次第です。

ところで、PHSというと事業者の変遷が頻繁で、私の契約先だけでも、初めてPHSを利用した時はDDIポケットであったものが、2005年に社名がウィルコムとなり、イー・アクセスを経てワイモバイル、ソフトバンクモバイル、そしてソフトバンクとなっています。

この間に私が使用した機種は4台でしたから、PHS事業が置かれた経営環境の厳しさが推察されるところです。

また、通信環境に関しては、PHSは携帯電話やスマートフォンに比べて劣悪で、地下鉄の構内でも改札口の付近では電波が届かなかったり、高層建築物の上部や山間部で電話が圏外になることは日常的でした。

あるいは、契約者数の減少は事業者の設備投資への意欲を喚起せず、現状を維持しつつ規模の縮小へと移行したことは、ますますPHSの利用者の利便性を低下させことは想像に難くないところです。

それでも、21年9か月にわたり私の重要な連絡手段として重要な役割を担ってきたのは疑い得ないところであり、多年の活躍に感謝しつつ、新しいスマートフォンを大いに利用しようと思う次第です。

<Executive Summary>
Miscellaneous Memories of the PHS (Yusuke Suzumura)

It cancelled a contract the Personal Handy-phone System (PHS) on 29th August 2020. In this occasion I remember miscellaneous memories of the PHS.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?