鈴村裕輔
第42回サントリー学芸賞授賞式を視聴しての雑感
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第42回サントリー学芸賞授賞式を視聴しての雑感

鈴村裕輔

本日、16時から16時55分まで公益財団法人サントリー文化財団による第42回サントリー学芸賞の授賞式が行われ、オンライン形式による実況中継を視聴しました。

今回は4部門でそれぞれ2名ずつが受賞しました。受賞された8名の方と受賞作は以下の通りです(以下、敬称略)。

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[政治・経済部門]
酒井正(法政大学)/『日本のセーフティーネット格差――労働市場の変容と社会保険』(慶應義塾大学出版会)
詫摩佳代(東京都立大学)/『人類と病――国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)

[芸術・文学部門]
李賢晙(小樽商科大学)/『「東洋」を踊る崔承喜』(勉誠出版)
中嶋泉(大阪大学)/『アンチ・アクション――日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ)

[社会・風俗部門]
伊藤亜紗(東京工業大学)/『記憶する体』(春秋社)を中心として
志村真幸(南方熊楠顕彰会)/『南方熊楠のロンドン――国際学術雑誌と近代科学の進歩』(慶應義塾大学出版会)

[思想・歴史部門]
梅澤礼(富山大学)/『囚人と狂気――一九世紀フランスの監獄・文学・社会』(法政大学出版局)
小山俊樹(帝京大学)/『五・一五事件――海軍青年将校たちの「昭和維新」』(中央公論新社)
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今回の受賞作の中には大変興味深く読んだ作品もあっただけに、例年以上に印象深いサントリー学芸賞となりました。

新型コロナウイルス感染症の拡大という状況の中で授賞式の様子を挙行し、その様子を実況配信することは有り難いことであるとともに、人文科学と社会科学の分野における最高峰の顕彰のひとつであるサントリー学芸賞を受賞された諸先生が今後も斯界の牽引役として活躍されることを祈念する次第です。

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions of the 42nd Award Ceremony of the Suntory Prize for Social Sciences and Humanities (Yusuke Suzumura)

The 42nd Award Ceremony of the Suntory Prize for Social Sciences and Humanities was held via YouTube on 15th December 2019. On this occasion I express miscellaneous impressions of the Prize.

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鈴村裕輔
名城大学教員、法政大学客員研究員。主な専門は比較思想、政治史、文化研究。 / Dr. Yusuke Suzumura is an associate professor of Meijo University. https://researchmap.jp/suzumura/