財政赤字は本当にいけないことなのか?

最近では増税はあまり表立ってはされていないが、社会保障費の負担率というのは年々上昇し、特に現役世代の負担率というのは極めて生活を圧迫している。そんな中で、国債で財政赤字を賄おうと意見は少々乱暴な議論に聞こえ、実際多くの支持を受けていない現状に見える。それでは本当にいけないことなのかを検討していく。

財政赤字、つまり政府支出が収入を上回る状況は、経済安定、成長、政策立案に関して多面的な問題である。ここでは、この問題に関する様々な研究からの主要な洞察を紹介する。


支え合う人々

前提として、産業国と発展途上国の両方にとって、財政規律は重要であり、赤字削減の追求が重要な政治的および経済的課題である。アメリカやラテンアメリカを含むさまざまな地域で赤字削減への取り組みが顕著になっており、財政規律が世界的な重要性を持っていることを示している。

また、財政赤字は、インフレ、経済成長、金融市場の全体的な安定に影響を与える可能性がある。金融政策、インフレ、および経済活動の集約は、財政赤字と大きく独立していますが、これらの赤字は、消費と投資の間の出力の割り当てに重要な影響を与える可能性がある。これは、課税と実質的-金融的な発展の相互作用に影響される。

財政赤字は、銀行の集約的な信用リスクに影響を与える重要な変数であり、不利な状況で銀行の損失を抑制する政府の能力を示す。悪化する財政赤字は、銀行部門の財務的苦境の増加と貸倒引当金の高水準と関連している。これは、財政管理の広範な影響を示している。

日本の経験は、大規模な個人金融資産が政府の財政赤字をある程度相殺できることを示しているが、これは、財政赤字のレベルを維持し、インフレを防ぐために消費税率を上げる必要があることを示唆している可能性がある。

財政赤字をインフレや赤字の債務融資から生じる可能性のある高い金利といった長期的なマクロ経済問題から避けるために管理することの重要性が強調されている。効果的な財政管理は、民間投資を促進し、外部信用を維持するために重要である。

要約すると、財政赤字は経済のさまざまな側面にさまざまな影響を与える複雑な問題ですが、経済安定と成長を確保するためには、効果的な管理と財政規律が不可欠である。持続可能なレベルに財政赤字を削減するために、慎重な政策措置を通じて、マクロ経済の安定を維持し、健全な経済環境を促進することが重要である。


公共投資を増やしたい

重要な点として、財政赤字の幅というものは対して重要な課題ではなく、むしろ、国債発行額に応じて、変動するであろう金利やインフレ率が市場に悪影響を及ぼさないかが重要である。無論日本の場合は、海外の物価高につられてインフレ率が上昇している。それに伴い、金利の引き上げを行ったが、果たしてコストプッシュ型のインフレーションに対して金利の引き上げというのは逆効果ではないかと考えられないだろうか。ここは私の持論であるが、日本では後継機が起こっているとは言い難いのではないか、そこで金利の引き上げを行ってしまえば好景気を待たずしてリセッションを迎えるのではないだろうか?

もう経済学部に行こうかなと思っている今日このごろである。

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