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楽天市場送料無料ライン施策導入の奥側~『このままでは、日本がアマゾンの箱で埋もれてしまう。』その②~

日中はもう夏だな…と汗ばみ始めているゆうすけです。

いやぁ、、熱いの苦手なんですよね。。。汗かきですし。

そういえば、バーベキュー初めをやりたかったんですが、このような状況なので残念ながら機会をみてやりたいと思います。ほんとは花見のタイミングでやろうと思っていたのですが、、、残念。

本日4月14日(火)のコロナウイルスの感染状況

さて、本日のコロナウイルスの感染者の状況ですが、今回も厚労省のデータをお借りして、記載しておきましょう!いつか、このnoteを見たときに、あーーーこんな大変な時もあったなと、笑ってみていられるように、数字だけでも残しておきます。

本日付でも新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は7,645例とのことです。

内訳は、患者4,794例、無症状病原体保有者561例、陽性確定例(症状有無確認中)2,290例となります。国内の死亡者は109名。国内での退院者は54名増加し、853名となりました。

退院される方も増えてきていますが、退院しているのは約18%。ちなみに致死率は1.4%程度ということでしょうか。

↓↓↓↓厚労省HP↓↓↓↓

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年4月14日版)

コロナウイルスの怖いところは、治療法が確立されていないことと言われています。アビガンなどの薬が、コロナウイルスに効く(ウイルス(RNA遺伝子)の増殖を抑える)とされていますが、妊婦には使用できないなどの、副作用もあるようで、効果はいかほどか。。といった状況です。

ちなみに広島県の感染者状況ですが、本日広島市佐伯区の社会福祉施設でクラスター感染が広島で初めてありました。一気に22人感染が広がってしまいました。合計で感染者数87人となりました。

感染者100人が見えてきました。すれ違う人が感染者でもおかしくないほどに各地で広がっています。

うがい手洗いを徹底して、自分自身の体調、環境を自己管理するしか対処方法はないです。徹底していきましょう!

本  題

本日は昨日の続きです。

楽天市場送料無料ライン施策導入の奥側②です。

ちなみにタイトル部で『楽天市場送料無料ライン施策導入の奥側』の奥側という言葉を使っているのは、裏側ではなく、表面化されている部分(世間的に皆さんが知っているところ)の深いところを書きたいなと思ったときに裏側ではないなということで、あえて奥側としています。自己満なので、許してください。

今回のサブタイトルにもあります『このままでは、日本がアマゾンの箱で埋もれてしまう。』というセリフですが、この話は、今年の3月18日の出店者と三木谷社長とのテレビ会議内で出た話だと言います。

その日、出店者の代表団と三木谷社長の、送料無料化における話し合いをする場で、三木谷社長が出店者代表団に向けてお話しされた内容の一部です。

日本中がアマゾンの箱で埋め尽くされるという恐怖

『衰退していく地方の商店街をなんとかしたい気持ちで楽天を創業したこと。この数年、アマゾンなどとの競争が厳しくなり、このままでは成長が鈍化してしまうこと。GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に対抗できるプラットフォームは、南米のメルカドリブレ、インドのフリップカート、日本の楽天の三つしかなく、メルカドは送料無料化でアマゾンを相手に善戦していること。ここで送料無料化をしなければ、やがて日本中がアマゾンの箱で埋め尽くされるであろうこと。』

詳しくは以下の抜粋記事から読んでください。

↓↓livedoorニュースより抜粋以下記事より↓↓↓

三木谷浩史氏 日本がAmazonの箱だらけになると出店者に危機感を訴える


​この恐怖を、一般ユーザーの読み手の皆さんは感じることができますでしょうか?

お分かりでない方のために、説明すると、このままいくと、アマゾンでしか物が買えない。ということです。

もっと、極端な話にしましょうか?

周りのすべてのお店も、どんどんネット通販に押されて潰れていき、リアル店舗は無くなります。

イオンなどの大手スーパー、小売店などは、アマゾンの資本に押されていき、一部アマゾンの倉庫と化していきます。地方の赤字店舗は無くなります。

大型店舗はアマゾンの倉庫となり、そこから当日配送システムで注文すれはすぐ近くの大型倉庫から商品が届くシステムでますます便利になります。(これは非常に良いメリットのように感じられますが…)

そのサービスに他の通販モールが追随できず、アマゾン一択の社会に。

価格競争性が無くなり、あらゆるものが高値で販売されるようになる。

低所得の一般市民は、物が買えなくなり、次第に新鮮な食料等も入手できなくなる。貧富の格差が拡大する。

まぁ、ここまでいくのには色んな要因も絡んできますので、一概にこうなるとは言えませんが、一つの可能性として、このような未来のシナリオが出てくるのは、想定の範囲内に入ってきます。

ここまで、見えるようになると、恐怖を感じてきませんか?

アマゾンの恐怖

僕はものすごく怖いと思いました。経営に携わっていることもありますし、アマゾンはすでにAIで価格調整がされていて、自動的にアマゾンが最安になるように設定されていると感じているからです。

事実、うちの会社も、アマゾンで出品していましたが、うちが最安値で出しても出しても、最安値で下をくぐってくる=つねにアマゾンの商品が最安値でうちの商品が売れないようなシステムになっていることを実感しました。いわゆる、アマゾンの倉庫で管理しているものを優先的に販売するために、他の出店者が出している商品の価格をどんどん潜ってくるのです。

いわゆる、アマゾンは価格でモノを言わせてくる企業です。

出品しても、出品者に儲けさせるわけではなく、ただ単に、モノを安く渡すだけのシステムになりつつあります。

※一部、アマゾンでせどりなどを行っている人もいますが、あれは、別です。そもそもアマゾンで取扱いがないもの(自分しかもっていないもの、もしくは自分以外の誰かが持っていてその誰かとの価格競争になるもの)をアマゾンで売るので、多少おこずかい程度にはなる。数をこなせばある程度大きな利益を取れるが、みんながみんなそうはいかない。

といっても、ただの転売ヤーと同じです。

アマゾンはネット通販ではない。ただの物流システム

そんな安くて、ただ単に、モノを運んできてくれるシステム=アマゾンをみんな大好きなのです。でも、僕が思うに、アマゾンのシステムは、商売ではありません。ただの物流です。でも、形のあるモノという物質を運ぶシステムとして、非常に優秀なシステムなのです。

安くて速い。そこに尽きます。

でも、せっかく付加価値を与えて作った商品の価値は、アマゾンで取扱いされるにつれ次第に価値がなくなっていきます。家電製品なんかは、もう付加価値なんてないです。

なぜなら、一般の小売店舗の原価以下で販売されているのですから。

いわゆる、店舗で見て、アマゾンで買うという構図が出来上がりますね。

おめでとうございます!

アッ、これはただの愚痴です。笑

アマゾンに対し、楽天市場は?

楽天市場は前回既述したように、大型のショッピングモールです。小さな会社がモールに集まり、そこで商売をして、テナント料金を払うシステムです。アマゾンとは全くシステムが違います。

もちろん、価格競争は在りますが、付加価値は残ります。

だから、楽天市場でネットショップを開店して、大きくなる会社一定数いるのです。そして、そこを目指して、中小の会社が、楽天市場内で凌ぎを削って競争しているのです。

でも、このシステムの違いが、アマゾンと楽天の間に大きな差を生んでしまっているのです。

そして、その違いが、『このままでは、日本がアマゾンの箱で埋もれてしまう。』といった恐怖を感じてしまう要因になっているのだと思います。


今日はここまでにしたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

次回は、『実際に送料無料ラインを導入してみて』の話を書こうと思います。


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