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シワと傷が個性を生む、経年変化の魅力に取りつかれた男

1.デニムとレザーが教えてくれる価値観

僕はデニム・レザーなど経年変化・エイジングしていくものが大好きです。
経年変化によりアジと魅力が増す特性を持っています。

デニムはパンツ・ジャケット、レザーはブーツ・財布・ジャケットなど様々なアイテムに取り入れています。
インスタでも時々、写真を投稿しています。

デニムのセットアップとブーツ

デニムは元々は濃い紺色です。
ですが皆さんも薄い色のジーンズやダメージジーンズをお持ちではないでしょうか?それらは人工的に加工して経年変化のような風合いを出したものになります。

ダメージデニムはかっこいいと思うけど汚いのは嫌だ。また時間はかけられないから人工的に使用感や古びた感じにわざわざ変化させているわけです。
またヴィンテージや古着など加工ではなく実際に使われたもの、リアルな経年変化を好む方もいます。

ただ僕の場合はその経年変化を自分でさせていく。自分でアジを出していくことが好きです。
濃い紺のデニム、ツルツルの傷1つないレザー。
ここから自分が使うことで自然と入っていくシワや傷。
自分だけのアジを出して行くこと。
元は同じ商品でも世界で1つだけの唯一無二の自分だけのモノになっていくのが好きです。

シワや傷を重ねる度、その魅力は増し、独自の「アジ」が生まれます。この変化はダンスとも人生とも似ています。
僕たちも経験を重ね、怪我や失敗を経て、唯一無二の自分自身になっていきます。
全く同じ振付を同じように踊っても全く同じにはなりません。
その違い=個性、アジこそが魅力であり価値あるものです。

最初は身動き取れないくらいカチカチのレザージャケット

2.経年変化がもたらすデニムやレザーの魅力

普通はどんなモノでも買った直後が最高、あとは汚れや傷とともに価値が下がっていきます。
ですが経年変化を好む人にとってデニムやレザーは新品のツルツルの時が最もダサいとされます。
経年変化を重ね傷や汚れ、シワとともにカッコよくなっていく。
傷・シワが加わることで深みと個性、奥行きが生まれ、それぞれの物がストーリーを持つようになります。

履く人の歩き方や靴の脱ぎ方のクセが履きジワや傷に。お仕事でよく膝をつく人はデニムの膝のダメージがより強く出る。
この傷はあの時のだな、シワには自分の習慣が。使い込んだ自分の歴史、重みを感じられます。

履き込むことで出る脚のつけ根のシワ
ヒゲと言われます

3.人間の成長と経験の価値


3-1人間の動きと思考のクセ:傷と経験から生まれる個性

これは僕らの身体、人生とよく似ています。
怪我をしたり、悩んだり困難を経験することでデニムにシワが入り一方向に折れやすくなるように動きのクセ、思考のクセが作られます。

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