なぜヘッドスパをすると顔が引き上がるのか Vol.10・改



『ヘッドスパ』とは美容室などで頭皮のマッサージをし血行促進・リフレッシュ効果をもたらす

とっても気持ち良い行為です。もう当たり前のように浸透した文化ですね。

このヘッドスパを受けたことがある方はわかると思いますが、

受けた後、顔までスッキリした!という方も多いと思います。

これをトレーナー的視点で表現すると

筋肉を包み込む『筋膜』の影響が強く関係しています。

頭皮の下にはおでこと後頭部を『縦に』つなぐ『帽状腱膜』という帽子のような筋膜があります。

この『帽状腱膜』は頭皮の層と頭蓋骨の層との間に存在し、頭皮側と強く・頭蓋骨側とはゆるく結合しています。

すごくざっくり言うと頭皮洗っていて皮膚は動くけれど頭蓋骨にもゆるくくっついているため生え際がズルッとずれることはないわけです。


先ほどおでこの筋肉は頭部の帽状腱膜とつながっていると書きました。このおでこの筋肉は眉毛や眉間に止まります。

非常に大切なポイントになりますが『表情筋』と呼ばれる顔の筋肉たちはこのおでこの筋肉にぶら下がるように存在しています。

そして頭の横側の筋肉とはゆるくしか結合してません。

つまりは、、

おでこから頭そして身体の背面の意識が薄い猫背姿勢の方は、表情筋が垂れ下がり顔をたるませる結末になってしまいます。

それを食い止める意味でもヘッドスパはとても有効な手段だと思います。

もちろん背中のトレーニングをしている方やYOGAなどで深い呼吸ができる方がヘッドスパを受けた方が有効ですが、

なんにもしていない方も頭部から意識改善をして全身健康体を目指すのも悪くないかも知れません。

Personal Face Trainer

-木村祐介-

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