世界中にオムライスを広げたい。誰よりもオムライスを愛する旅人りなぽんが厳選する日本の名店とは
日本を代表するグルメのひとつであるオムライス。子どもから大人まで多くの人に愛され続けてきたオムライスが、現在さらなる進化を見せているのをご存知でしょうか?
日々進化し続けるオムライスの世界を熱く語ってくれたのは、旅とオムライスをとことん愛する旅人 "りなぽん"。なんと多いときには、週に4回ほどオムライスを食べるんだとか。
今回、そんな旅人りなぽんにオムライスへの想いや、今訪れるべきオムライスの名店についてインタビューしました!
旅やオムライスが好きな人は必見の内容です。
きっかけは大学時代に食べたオムライス
もともと小さい頃から卵料理は好きだったんですが、特にオムライスが好き、という訳ではなかったんですよね。大学生になって、外食をするようになり、たまたま訪れた「神戸元町ドリア」っていうお店のオムライスがとっても美味しくて。
結局、神戸元町ドリアのオムライスが美味しかったのと、店員さんの対応が素敵だったので、その後にそこでアルバイトとして働かせてもらいました(笑)。
でも、オムライスに本格的にハマったのは、その直後に訪れた神戸にある「のわのわカフェ」なんですよね。
確か大学2年生か3年生のとき、2017年か2018年ですね。ちょうどその頃、SNSで花咲きオムライスが流行っていたんですよ。
ふわふわの卵がライスの上に覆いかぶさっていて、真ん中で割るとパッカーンってなるやつです。SNS映えする見た目の美しさがきっと話題を呼んだんでしょうね。
自分もみんなと同じで、美しい見た目の花咲きオムライスに魅了されて、実際に食べてみたら衝撃を受けたんです。見た目はもちろん、味も絶品でした。とろとろの卵と奥深い味付けのデミグラスソースが相まって、本当に美味しかったです。
ちなみに、私が頼んだのは「焼きチーズオムライス」。
オムライスの中にチーズが入っていて。こんなオムライスもあるんだ!って、もう本当に、オムライスの概念が変わった瞬間でした。
それまでの自分は恥ずかしながら、よく見かける王道の普通のオムライスしか食べたことがなかったんです。家でお母さんが作ってくれるオムライスしか知らなかったので、いろんな種類のオムライスがあるんだなあって、大きな新しい発見でした。
ちなみに、のわのわカフェはオムライス専門店というわけではなく、ゆったりとした音楽やかわいいインコがいる素敵なカフェなんですよ。
定期的にイベントも開催しているそうなので、ぜひ一度足を運んでほしいですね。
オムライスを世界に広げたいと思ったきっかけ
少し話はそれますが、もともと小さい頃から旅が大好きだったんですよね。幼少期に、父親の単身赴任がきっかけで1年くらいオーストラリアに住んでいたこともありました。たまたま大学生のときに、学校のプログラムで、1ヶ月ほどフランスを訪れる機会がありました。
1ヶ月のフランス滞在では、合計3つの家庭にホームステイさせてもらったんですが、驚くことにどの家庭もオムライスを知らなかったんですよ。
「好きな食べ物はなに?」って聞かれて「オムライス」って答えても、なにそれ?みたいな反応をされて(笑)。
日本の漫画やアニメ、寿司は世界的にも有名ですが、オムライスは全然外国の人に認知されていないと知り、少し寂しい気持ちになりましたね。
と同時に、オムライスをもっともっといろんな国に広めたいと思うようになりました。
実際、お世話になったホームステイ先の方が日本に遊びに来てくれたときに、オムライス屋に連れて行ったんです。そしたら美味しいって言ってぱくぱく食べてくれて。
嬉しかったですし、外国の人でも美味しいと感じてくれるんだと確信しました。
それがキッカケで、やっぱりもっと世界の人にオムライスを届けたいな、と思うようになったんです。
50軒以上のお店を訪れたりなぽんが厳選する名店5選
大学時代から数えると、これまで少なくとも50店舗以上はオムライスを食べ歩いてきました。最初に伝えましたが、オムライスっていっても本当にいろんなジャンルや味付け、見た目があって。各店舗ごとに特徴が違うのでまったく飽きないんですよね。
ぜひみんなにも本当に美味しいオムライスを食べてほしい、という一心から、今回ぜひ行ってほしいオムライスの名店を5店舗選んでみました。
いやあ、どのお店も魅力が違っていて、正直言うと選ぶの大変だったなあ(笑)。
第1位:【東京・上野】黒船亭
第1位に選ばせてもらったのは東京・上野にある黒船亭です。ここのオムライスは、他と比べてもTHE・王道なオムライス。
オムライスには、ざっくりいうと王道オムライス・花咲きオムライス・スフレ系(皮が厚い)オムライスの3種類に分けられます。
なかでも私が好きなのは、王道系のオムライスです。
話を戻して、黒船亭のオムライスの自慢ポイントはちょうどよいボリュームとお手頃な価格。黒船亭は明治時代から代々引き継がれる(当時の名称は『料亭 鳥鍋』)老舗の名店なんですよね。
老舗のお店ってだいたい、オムライスでも¥2,000〜¥3,000くらいするのが普通なんですよ。黒船亭のオムライスも、価格は¥2,000なんですが、なんとハーフサイズがあるのが嬉しいポイントです。
ハーフサイズは食べるにはちょうど良いサイズで、価格も¥1,200とお手頃なので、少食の方でもペロッと美味しく食べられちゃいます。
第2位:【東京・両国】レストランクインベル
第2位には東京の両国にある、クイーンベルを選ばせていただきました。クイーンベルはもともとカツサンドが有名なお店で、曜日関係なく常に結構混んでいます。
肝心のオムライスはというと、ドライカレーがかかってスパイスが効いてるんですよ。そしてケチャップとデミグラスソースの両方のソースがかかっているから、2種類の味が1回で楽しめちゃいます。
オムライスって、人によっては最後の方にくどく感じちゃう人もいるんですよね。でもクイーンベルのオムライスは2種類の味が交互に楽しめるから、味に飽きてくどくなる心配もありません。
最後の一口まで美味しく頂けるのが押しポイントの1つですね。
第3位:【東京・池袋】キッチン Oh!Way (オーウェイ)
第3位は池袋にあるキッチン Oh!Way。もともとハンバーグがとても有名なお店なんですが、もちろんオムライスも絶品です。
ここのオムライスはライスがリゾット風になっているのですが、べちゃっとしていなくて本当に絶品なんです。ライスの上にかかっているデミグラスソースとの相性も良くて、何度も定期的に食べたくなってしまいます。
第4位:【大阪・梅田】長屋オムライス
第4位は、大阪・梅田にある長屋オムライスです。券売機スタイルのお店で、「オムライススタジアム2023 関西大会」にて優秀賞を受賞した実力店なんですよね。
特徴としては、卵がふわふわなのと、ソースに入っている具材がとにかく豊富(笑)。量もしっかりあってコストパフォーマンスが抜群なので、ガツガツ食べたい男性やサラリーマンに特におすすめです。
第5位:【東京・ 墨田】Tomi's(トミーズ)キッチン
第5位は、東京・墨田区にあるTomi'sキッチンですね。ここは味というより、見た目の美しさで選ばせていただきました。もちろん、味もとっても美味しいんですけどね(笑)。
ツヤッツヤの見た目をしていて、とにかく食欲をそそられる。美しい見た目に加えて、皮は薄めなのに中に具材がぱんぱんに詰まっていて食べごたえもあるんです。しっかりと卵の味も残っている絶品オムライスは、ぜひ一度みんなに食べてほしいですね。
番外編!新宿にある白いオムライスとは
今回、数多くあるオムライスのなかからBEST5を選ばせてもらったんですが、他にもまだまだたくさん行ってほしいところがあるので、正直選ぶのが難しかったです・・・(笑)。
あと1つだけ、ちょっとぜひ行ってほしいところを紹介してもいいですか?
東京は新宿にあるおしゃれなモダンパブ「MOUTON(ムートン)」です。
ここ、実はSNSでめっちゃ話題になったお店なんですよ。ぱっと見ただけでは何の食べ物か分からない、真っ白なオムライスが有名なお店なんです。
丁寧にフォークで中を切ると、じゅるっと黄色い卵の黄身がとろけ出てきて。それはもう、絶品の味ですね。
美味しいワインや本格的なビールなど、充実したお酒も揃っています。店主いわく、夏季限定の白いモヒートとオムライスがよく合うんだとか。
おしゃれに装飾された店内で食べる真っ白いオムライスはきっと衝撃を受けると思うので、ぜひ気になる人は自分の目で確かめてみてほしいですね。
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今回、「1地域1オムライス」を掲げる、旅人りなぽんに、オムライスへの愛やおすすめの名店など、いろいろと語ってもらいました。
インタビューをしていて、自分が知らなかった「オムライスの奥深い世界」に触れることができました!
世界にオムライスの良さを広めたいという熱い想い、密かに応援していきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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