百字小説㉝ 「味」

友好的な宇宙人が我々地球人に振る舞ったのは彼らの宇宙食であった。それは口にいれた瞬間にとろけて旨味が広がる筆舌尽くせぬ極上の味であった。これ以来、我々は地球の食を眉間にシワを寄せて食べるようになった。

(100字)

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