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腐るお金の話/シルビオ・ゲゼル②

どうも。今日は、
安い方のマッサージ屋さんでスッキリ!
大概のことは下ネタ風にできるオオタです。

さて今回は「腐るお金の話」の本題へ。
(前回の話はこちら)

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前回のまとめ
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資本主義の危険性を示唆し
改善策の1つとして「減価するお金」を
経済学者シルビオ・ゲゼルさんが提唱した。

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シルビオ・ゲゼルが注目したポイント
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ものは時間と共に腐って(減価して)ゆく。
しかしお金は腐ら(減価し)ない。
だからお金の貸し手は金利をつけれる。
お金でお金を買うビジネスの誕生だ。

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いや『だから』ってなんだよ!?
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例えば僕が
I塚君に1ヶ月、服を貸してくれとお願いする。
ケチなI塚君は、なら2着で返せと迫ってくる。
(2倍の金利を要求してきた訳です。)

僕はこんな交渉をします。
服は1ヶ月でシワも増え古びてしまう。
僕はI塚君が必要な時に新品を返すよ!
使ってた時より新しく返ってくるよ!

かなり強引な話ですが僕は
理屈として無利子で借れるはずです。
服は時間経過と共に減価してゆくから。

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減価するお金が誕生!?
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こうしてシルビオ・ゲゼルは
お金も減価すればいいじゃないか!
という結論に行きつきました。

お金の価値が次第に下がれば
人はすぐにお金を使いたくなる。

金利という概念がなくなり
お金が正常なアイテムとして機能する。

元来、お金は物々交換を
円滑にするためのアイテムに過ぎません。
未来の資本を増やすためのアイテム。

そうして1932年
世界恐慌真っただ中
オーストリアのベルグルという町で
腐るお金が試験的に導入されました。
(続く)

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P.S
お金とは信用を数値化したもの。

お金の成立条件は
①交換手段であること
②価値尺度であること
③流通に制限がかけられるもの
④腐らない(減価しない)こと




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