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VCで働き始める留学生の自己紹介と決意表明


みなさん、初めまして、3月からサイバーエージェント・キャピタルでインターン生として働かせて頂きます、張宇思(チョウ ウシ)です。

これを機に自己紹介と決意表明をさせて頂けばと思います!

こういう人間です

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北京生まれの北京育ちの中国人ですが、高校の時サブカルチャーコスプレ団体の経験をきっかけに日本が大好きになり、気付いたら日本滞在歴7年目の半東京都民になっていました。

現在は東京大学大学院経済学研究科でM&A関係の研究をしています。具体的には、ディール前の買収企業選定がディール後のポストマージャー統合に与える影響をレノボが起こした二つの買収案件を通して比較研究をしております。

その前には青山学院大学でリベラルアーツを勉強したり、交換留学でビジネススクールのHEC Parisでファイナンスを勉強しながらボードゲームパーティーを楽しく開いたりしていました。

今までのインターンにおいては、エムスリー社内ベンチャーでゲノム関係の事業開拓の仕事をしたり、 Strategy&の北京オフィスでモビリティ関係のプロジェクトに関わっていたりしました。他にもレノボのようなハードウェア企業や、国泰君安という証券会社で働いてきた経験がありますが、インターンしすぎちゃった為、実年齢よりも老けて見られるというのは悲しいです笑

なぜVCなのか


0から何かを創り出すような野望に惹かれる。

高校時代に廃部寸前のサブカルチャー団体を学校一の人気団体に化けさせました。

存在感が薄く次第に自信を失った部員たちを見るとみんなのためにできる限りの挑戦しようと決め部長になりましたが、コードギアスをパロディ化した舞台劇の開催、スポンサー集めを通しての資金調達など…最終的には400人の観客を集めた公演を開くことができ、地味な団体は翌年入部希望者200人の人気団体として発展することができました。

大した事ではない学生の遊びのように見えますが、情熱を精一杯傾けた一年間の擬似起業体験でした。

その後、2019年の春からエムスリーの社内ベンチャーで新規事業開拓にも携わりました。

あるべき未来の姿を見据えて、ゼロから発案したゲノムビジネスとウェルスマネジメントの連携案が認められ、どんどん進めと背中を押してもらいました。

サービス設計、営業、資料作成、プレゼンテーション…などを経て、大手証券会社との連携事業にまで話が進みました。

仲間と一緒に闘った時の使命感の高さと一体感
全てを注いできた事業の芽が出てきた時の喜び
ブランドが1人でも多くの人に認知してもらった時の嬉しさ
自分たちが設計した内容が誰かを楽しませた時の達成感

ゼロイチで何かを芽生させて大きく育てていく事は信じられないほど達成感があるものだとその時改めて知りました。
その過程をじっくりと見守り、出来得る限りのサポートをし、実際に開花した際に起業家の方々と一緒に喜びを味わえるということは、きっと最高に嬉しいだろうなと思ったわけです!

日本のイノベーションを世界に発信したい。

長年日本で生活してきたので、自分のアイデンティティは日本と中国ほぼ半々にあります。ただ、日本のイノベーションは最近世界でパッとしていないことに気づきました。

フランスのビジネススクールで授業を受けた際の一つの気づきとして、日本がケースとして授業で出てくる場面といえば、大体オペレーション、コスト管理、製造管理関係の授業だという事です。

イノベーション、デジタルもしくは起業の関係の授業においては、日本が殆ど出て来なかった事に対して違和感を覚えました。

今後のデジタルトラスフォーメイションの鍵を握るであろう、ブロックチェーンの発明者は日本人(Satoshi Nakamotoさんがもし日本人であれば)なのに、そのような個々人の努力や能力が産業レベルで経済成長にほぼ反映されていないということには違和感を覚えます。

この現象は国民性の面で日本人はリスク回避的だという言説に関係しているのではという仮説を持ちました。そして、それならリスクマネーを一番握っているVCに入り、その現状を見てみたい、可能であればより良い方向へ変革したい!という流れになったわけです。


ファーストキャリアはITなのか、IBDなのか、それともワンストップで最終的なゴールのVCなのか正直迷いに迷っていますが、どの産業、企業に就職するとしても、Entrepreneurshipを力強く支えるという志には変わりがないので、今後も精一杯情熱を燃やしていきたいです!

人脈も知識も経験もまだまだこれからで、まだスタートラインに立ったにすぎませんが、

最終的なゴールは
①世の中に便利、平等、楽しさ、幸せ、健康などの価値に貢献できる夢を資金面や経営面においてできるだけ応援する事。

②欧米のスタートアップと互角に競えるような、アジアを代表し、誰もが誇らしく思えるような企業群を創出する事。


今の自分にできることは非常に限られているのも承知しています。VC業界の知識や先輩の方々の知恵や経験をなるべく吸収し、起業家の方と対等に話し価値を提供できるポジションに立てるように自己研鑽すると共に、次の二点を行う事でCACや起業家の方々に価値を提供していきたいと思います。

①三つの言語を話せる事を生かして広くアンテナを張って、世界のスタートアップ関係のビジネス情報をインプットし日本のスタートアップ業界に合った形でコンテンツをアウトプットしていきます!

②中華圏出身やフランス留学、在日留学生などのバックグランドを持つため様々なグループへのエクスプロージャーがあります。それがVCの仕事に繋がるかどうかまだ分かりませんが、感覚を尖らせてとりあえずネットワークを広げていきます。

近い未来について

長文にも関わらず、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

近々Note等で投稿しようと予定しているのは
①企業側:中国の代表的なユニコーン企業ケーススタディー
②VC側:中国のファーストティアで活動しているトップVCの現状
③消費者側:中国若年層の行動様式と日本との比較

などなどがあります。

ヘルスケア、モビリティ、プラットフォーム、ペット関連のビジネスが大好物です。

Twitterにおいては色々投稿する予定ですので、特にアジア圏のイノベーションに興味を抱く方は是非ともフォローして頂いたら幸いです。

Twitter:https://twitter.com/ChouYusi
Instagram:usi_t

お忙しい所、時間を頂きありがとうございました!まだまだ拙い日本語ですが、今後も頑張って勉強していくので、応援して頂ければ幸いです!!

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