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Part.2<読書編>勇気。過去や未来に囚われてしまうのは現在を懸命に生きていないからだって。アドラー先生が言ってたよ。


早速Part.1に"スキ"を押してくださった方々ありがとうございました。
今回はシリーズ化していきたい<読書編>です。
私の脳内を是非お楽しみください。

「嫌われる勇気」を読んだから自分の中に落とし込みたい。消化したい。

やっと読んだよ。だいぶ遅れて流行に乗る。

この本を電子書籍サイト"honto"で買ってから約4年が経とうとしていました。

元はと言えば大学受験を無事に終え、
早稲田大学の入学式に臨む前、2021年春。

小中高と埼玉で過ごし大学で初めて拠点を東京に構える。
新しい環境になじめるかどうか心配な時にまんまとジャケ買い。

「嫌われても良いから好いてくれる人を大切にしよう」
そんな風に思って買った気がします。

しかしそんな心配を良い意味で裏切り、
入学式で何人か友達が出来たのでこの本の存在なんか忘れていました。

流れるように人生の夏休みと言われる大学1~2年を謳歌し
就職活動を大学3年生で開始。

大学4年生の就活を終え最近宅建試験にも挑戦して結果待ちです。

そんな一通り大学生活を経験して暇をもてあそび、
やっとこさ読み始めようと思いました。

そもそもタイトルで少し損している気がする。この本。

別に読書は嫌いではないし、むしろ好きな方。
実際にこの大学4年間を振り返っても読んでいました。

なんでこの本は素通りしていたのか。
「なんかタイトルが今嫌われている人向けのように感じたからかな」
と今になって思います。

「嫌われる勇気」ってなんか相手に危害を加えて平気な顔をしている人のような印象を私には与えていました。

実際にこの本を購入した当初、
高校の友達に読もうと思っている旨を伝えると
「それって嫌われてるやつが自己正当化するために読むんじゃね?」
的なことを言っていました。

「確かに」
ってその時思ったのは覚えてます。

でも読んでみたらその考えは真逆で、
嫌われることに極度に恐れている人への本だったのです。

昨日読み終えて今本を見ずにおおよそのあらすじを語る

記憶というのは良くも悪くも怖いもので
思い出そうとしないと1日経っただけでもだいぶ消えてしまいました。

忘れ切らないうちに文字にして自分に落とし込みたいです。

まずこの本の構成は、
アドラー心理学とギリシア哲学に勤しむ哲人と嫉妬やトラウマなど様々な要因で現状の私に満足出来ていない青年が語り合うことで青年の悩みが少しずつ解決していくという内容です。

そもそも青年は何に悩んでいるのかと言うと、
他人と自分を比較して自己嫌悪に陥ったり、
競争に負け続けてきた人生に何の意味があったのだろうかなどで、
一貫して悲壮感に漂っています。

そこで哲人は原因論的思考法から目的論的思考法に切り替える必要性とその具体的なステップについて話し始めました。

最初は机上の空論であると鼻で笑っていた青年も最後には哲人の言っていることが痛いほど身に染みて納得するという流れです。

あまり詳細に内容を言及するのはネタバレになってしまうので
やめておくことにしますが心に響いたお話をこの後にすることとします。

哲人と青年との会話で自分自身に言われているかと思った内容

大まかな流れは前に述べた通りですが、
特に私の心に響いたトピックがあります。

それは、
「出来ない理由があるのではなく出来ない理由を探しているだけだ」
というフレーズです。

これは哲人が一貫して本書で述べている「目的論」と密接に関わっていますが、

その具体例として出てきたのが赤面症の女の子のお話です。

その女の子には好きな男の子がいて告白したいけど恥ずかしくなると顔が赤くなってしまうので直してほしいと心理カウンセラーとしての一面も持つ哲人にお願いしに来ました。

しかし哲人はその願いをすぐには受け入れず、
「それは告白して失敗するのを恐れて赤面症を言い訳に先回しにしているだけだ」
と一蹴しました。

それだけ聞くと無慈悲で役立たずの心理カウンセラーのようですがアドラー心理学を専攻していると、
「~~だから○○なんだ」
という考えは将来の選択肢を極度に狭めてしまう原因論的思考法で不適切であるとしています。

確かに実際に私もよく原因論的思考法を実践してしまっているなと感じました。

例えば、
「雨の日は外に出たくないからもう少し寝てよう」
というのは言い換えると、
「もう少し寝たいから雨が降っていて濡れるのが嫌だという言い訳を使って自己正当化しよう」
になるのです。

アドラー心理学において重要なのは、
「いま、ここで何をするか」
なので過去と未来にかこつけて現在を無下にする態度は
本来あらざるべき姿ということです。

今生きとし生きられているこの現在この瞬間に感謝し
言い訳をしない生活を送れるように意識して有意義な20代を
過ごしたいと思う21歳大学4年生の秋となりました。

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