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【タイ就職にいたるまで】浦島太郎の就職活動と天職につながった仕事選びの軸定めについて

◆ 浦島太郎状態で乗り遅れた就職活動 ◆

アメリカ留学から帰ったのがあと数か月で4年生になる、3年生の1月ごろ。当時はまだ青田買いを禁止するようなルールはなく、早い人は3年生の夏頃から就職活動をスタートさせたり、インターンをするなど完全に就活モードの大学生が多くいました。

留学先からリクナビなど気休め程度に覗いてみていたものの、まったく実感はなく、お正月は実家の福岡でのんびり過ごし、いざ大学のキャリアセンターにいったのも2月ごろだったと思います。

OBOG訪問をしたり、説明会に行ったり、自己分析をしたり、一通り見よう見まねで就職活動を始めた私。

完全に出遅れてしまったので、早い段階で受ける業界は自然に絞っていました。今考えるともっと幅広くいろんな業界の説明だけでも聞いて勉強すればよかったなと思う部分はありますが、結果のちのち天職だと思える仕事に初めから出会えたのは本当にラッキーだったと思います。

自己分析やエントリーシート、面接でもいろいろなことを聞かれ自分を振り返るいい機会になりましたが、正直日本の就活は恐怖に感じました。面接の中でもつくろったような決まりきったことを言っている学生に違和感を感じたり、大手企業に入れば安泰だと信じて必死になっている様子や、女性の中には大手企業の一般職で就職し早く主婦になりたいと公言している人もいて、子供の時から美容師の母に女性も仕事して能力を高めて自立して生きていきなさいと口を酸っぱくして常に言われて育った私は、心の距離を感じてしまいました。

◆ 仕事選びの軸 ◆

仕事選びの軸については深く考え自問自答しました。その点については人材紹介の仕事を天職だと思えるほど大好きになれた大きな要因だと思います。

私の就職活動の仕事選びの軸は以下3つでした。

①「女性としての自立し手に職がつけられる仕事」

②「ひとの人生のターニングポイントに良い影響を与えることのできる仕事」

③「海外で仕事ができるチャンスがある仕事」

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女性としての自立し手に職がつけられる仕事

私の母は現在71歳ですが、現役の美容師です。20代から自分でお店を経営していました。私が子供の時は祖母のおうちの隣の敷地で美容院を営んでいたので仕事中は祖母と過ごしました。今はいろんなことがあり自宅の一部にお店を移し完全予約制で常連のお客様のみに対応しています。

子供の時から、母にたとえ将来結婚して子供ができても自分の仕事は続けなさい、何があっても子供を一人で育てられるくらいの経済力はつけなさいと言われ育ちました。

母も私も父に経済的なサポートを全面的に受けてはきたのですが、私の両親は結婚をしておらず別々に生活をしてきました。母はどんなことがあってもある程度自分自身も自由に好きなものを買えて、女性として美しく、そしてもし子供ができたとしても不自由な思いをさせない程度のお金を稼げる力と精神的な自立を娘に教えたかったのだと思います。

なので就職活動をするときも、いまもキャリアを考えるときの軸は自立と自由が一番初めに頭に浮かびます。

ひとの人生のターニングポイントに良い影響を与えることのできる仕事

アメリカ留学から帰ってきて漠然と海外で人の役に立つ仕事という観点でJICAなどの国際協力機関へ受けていたのですが、現実的にはやはり狭き門。人の役に立つといっても、専門性が何もない大学生にはハードルが高く社会人経験を積むか、大学院などで専門性を付けてからでないと実際にできることは少ないと感じました。

他になにか人の役に立つ仕事はないかとみていたところ、人材業界へたどり着きました。

人材業界を志望している学生の中には、「人が好きだから」という学生が多かったのですが、私自身はどこか違和感があり、私は人が好きだからではという理由ではなく、人が好きなのであればほかの業界、例えば接客業でもいいと思いましたし、そうではなくて人生の選択をするとき、つまり重要な人生のターニングポイントでいい影響を与えたいから人材業界特に人材紹介業に興味を持ちました。

人材紹介は、個人の転職というターニングポイントだけでなく、企業の事業のターニングポイントに深くかかわることができるという点で特にエグゼクティブ人材の紹介に携わるようになってからその影響力を強く感じ、さらに人材紹介の仕事が好きになりました。

特に人材業界は女性が活躍をいている業界なので、女性として自立をし長く続けていける仕事だとも思いました。

その中で新卒で入社したJACリクルートメント(当時はJAC Japan)は女性が社長として海外イギリスで立ち上げた会社で活躍している女性社員も多く自分のキャリアのイメージ像に近い会社だと思い志望しました。

③海外で仕事ができるチャンスがある仕事

アメリカ留学をずっと希望していた高校時代から将来は海外で仕事をしたいという考えていました。

なかなか女性で駐在員として海外駐在をするのはいまだにとても狭き門だということは重々理解していたので、女性でも海外で仕事をするチャンスがある会社を探していました。

当時は駐在と現地採用の差もよく理解していなかったのですが、JACリクルートメントはイギリス発祥の女性が立ち上げた会社、仕事柄的にも男女の差が影響しない職業ということでイメージにぴったりと合っていたので志望動機にもはっきり将来は海外で仕事をしたいとお伝えしていましたし、入社後もいずれば海外に行き仕事をいきたいと希望を伝えていました。

やりたいことがすぐにわからなくて当然、まずはどういう人になりたいかをイメージしてみよう

内定をとるためでなく、自分がどういう風にいきていきたいかを考えてそれをかなえる方法のひとつとして仕事をとらえたらいいのではないかと思います。

私は今でもですが、経済的にも精神的にも自立していて、自分のやりたいことやほしいものがあった時に自由に選択ができる余裕がある状態を保てること、そして自分が自由に楽しく幸せに生きていることで周りの人たちにもいい影響を与え、勇気を持ってもらえるような存在であれたらもっと幸せだなと思っています。

仕事選びだけでなくどんな選択もそうですが、選ぶ時点では何が正解かわからないので、選択をしてからがスタート、選んだ道を正解にするために努力していくことが何よりも大事かと思います。


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タイで現地採用として仕事をすること、女性として海外でキャリアを積むこと、タイにいる間に恋愛も結婚も離婚もしたので特に女性には共感してもらえたり参考にしてもらえることがあると思います!

タイで過ごした10年以上の生活の様子、出会い、思い出などを書いていきます。タイで仕事をすること、人生のこと、学びなどの振り返り(有料設定に…

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